雨漏りが起きたらどんな修理が必要?
投稿日:2023年1月22日 更新日:2024年4月15日
目次
雨漏りすると天井や壁から水が滴り落ちてきますので、普段の生活にも支障をきたしてしまいます。雨漏りは突然起こるものですから、できるだけ早くに対処できることが大切です。
雨漏りが起きる原因はいくつもあります。その原因を突き止めて、ピンポイントで修理をしなければ雨漏りは直せません。雨漏りの修理方法は一つではありません。原因に応じて修理が必要ですから、どんな修理方法があるか知っておきましょう。
本日は原因箇所別に雨漏りの修理方法をお伝えしていきます。
【雨漏りが起きる原因と修理方法】
雨漏り修理の難しいところは、どこから雨漏りが発生しているのか、原因がどこからなのか特定が難しいからです。
当然、原因を突いた修理をしなければ雨漏りは止まりません。
雨漏りの発生箇所とはまったく違う場所を修理しても雨漏りは止まりませんから、修理をするときは必ず調査を行なってから原因を突き止め、それから修理を行います。
雨漏りが発生しやすいのは以下の箇所です。
・屋根
・外壁
・窓
・ベランダ、バルコニー、屋上
本日は上記4箇所から雨漏りが発生した場合の修理方法をお伝えしていきます。
【屋根からの雨漏り】
屋根から雨漏りした時は以下の修理が必要です。
・屋根の葺き替え
・屋根板金工事
・コーキング工事
・漆喰の詰め直し
・棟瓦の積み直し
屋根防水の要はルーフィングです。ルーフィングが雨漏りの原因となっている場合は、葺き替え工事が必要です。
漆喰工事は重ね塗りだと余計に雨漏りを悪化させる可能性がありますのでご注意ください。水の侵入経路だけでなく、のし瓦の勾配のずれや葺き土の崩落などが原因している可能性もありますので、必ず調査を行なって原因を特定して工事方法を確定することが大切です。
当社は屋根の葺き替えや漆喰工事、屋根板金工事を承っております。詳しくは下のページをご覧ください。
【外壁からの雨漏り】
外壁から雨漏りしている場合は以下の修理が必要です。
・外壁のクラック補修
・外壁の塗り直し
・外壁の張り替え
・コーキング工事
クラックとはひび割れのことでして、「ヘアークラック」と「構造クラック」で損傷の程度で二つに分類されています。
で解説しております。こちらではクラックの詳しいことについては割愛させていただきますので、クラックについて詳しく知りたいという方はこちらの「外壁にクラックがあったら早めに補修工事をしましょう!原因と補修方法解説」」をご覧ください。
クラックは水が壁内に入り込みます。外壁の下には防水紙が張ってありますので、すぐに雨漏りすることはありませんが、長期間水に触れ続けると劣化を早め、いずれ雨漏りしてしまいます。
防水紙の防水性能が寿命にきている場合は、外壁の塗り直し(モルタルの場合)や外壁の張り替え(サイディングなど)などの工事が必要です。
隙間を塞ぐだけで雨漏りが止まる軽微なものならコーキング工事で改善できます。
ただし、コーキングはいい意味でも悪い意味でも誰にでも使えてしまうため、安易にコーキングを打ってしまうと水の流れが変わり、雨漏りを悪化させる恐れがあります。それこそDIYで雨漏りを修理するのはおすすめできません。
サイディング工事についてはこちらの「サイディング張り替え」をご覧ください。
【窓からの雨漏り】
窓から雨漏りしている場合は、以下の修理が必要です。
・コーキング工事
・窓の交換
窓は構造上、水が入りやすいため、施工ではしっかり雨仕舞いをすることが大事です。もし、新築やリフォームで窓交換をしてからあまり期間を経たずに雨漏りした場合は、施工不良が原因かもしれません。
施工不良が雨漏りの原因としている場合は、すぐに工事をしてもらった業者に連絡することをおすすめします。
施工不良以外が原因している場合は「コーキング工事」と「窓の交換工事」のいずれかが必要です。
窓の周りには水が入らないようにコーキングが打ってあります。コーキングの経年劣化でひび割れや剥離などで隙間が開いている場合は、そこから雨が入ってしまうため、コーキングを打ち直しください。
窓の交換が必要な場合は、窓だけでなく外壁も雨漏りの原因となっていることが多いです。窓を交換する時は外壁を一部解体する必要がありますので、修理と一緒に外壁塗装もご検討ください。
コーキング工事についてはこちらの「シーリング工事とは?外壁塗装と一緒にメンテナンスしておきたい防水工事」をご覧ください。
【ベランダ・バルコニー・屋上からの雨漏り】
ベランダ・バルコニー・屋上からの雨漏りは以下の修理が必要です。
・防水工事
・笠木の交換
・コーキング補修
ベランダやバルコニー、屋上は水が染み込んでこないように防水施工がされています。
防水工法はいろいろ種類があり、
・FRP防水
・ウレタン防水
・シート防水
・アスファルト防水
があります。
防水が劣化していると雨漏りを引き起こしますので、上記の工法に合わせて補修または防水のやり直しをしてください。
ベランダやバルコニーには手すりのところに笠木が被せられています。笠木や手すりの継ぎ目にはコーキングやパッキンがあり、それが劣化すると水が入ってしまいます。笠木からの雨漏りも多く発生しておりますので、確認しやすい場所なので劣化していないか定期的に状態を確認しましょう。
当社は防水工事も承っております。詳しくはこちらの「屋上・ベランダ防水工事」をご覧ください。
【雨漏り修理をする時は必ず雨漏り調査をすること】
ここまで雨漏り修理についてお伝えしてきました。雨漏りは発生している根本的な原因を突き止めて、ピンポンインに修理しなければ直すことができません。
ですから、必ず修理工事をする前に雨漏り調査をすることが大事です。
雨漏り調査には、
・散水調査
・サーモグラフィー
・解体調査
などがあります。
当社も雨漏り修理・調査を承っておりますので、少しでも疑わしいところがありましたら、すぐにご連絡ください。雨漏りは建物に甚大な被害を与えます。建物の寿命を縮めてしまう恐れがありますから、できるだけ早くに対処することが大切です。
雨漏り修理・調査についてはこちらの「雨漏りスピード補修」をご覧ください。
“mu”
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