外壁にクラックがあったら早めに補修工事をしましょう!原因と補修方法解説

投稿日:2022年7月26日  更新日:2022年9月3日

外壁のひび割れのことを建築用語でクラックと呼びます。クラックは損傷の程度にもよりますが、建物の耐震性を落とす原因となりますので要注意です。

 

軽微なクラックだとしてもそのまま放置してしまうと徐々大きくなりますから、なるべく放置せずに補修しておくことをおすすめします。今回は外壁のクラックを放置するリスクと原因、クラックの種類、補修方法などを解説します。

 

【外壁のクラックをそのままにするリスクとクラックの種類】

外壁にクラックがあったら早めに補修工事をしましょう!原因と補修方法解説

「ふと外壁を見たらひび割れが……。でも裏側で人に見られる場所じゃないから大丈夫だろう」

このような理由でクラックを放置していませんか?

 

結論から申し上げますとクラックを確認したらなるべく早めに補修することをお勧めします。軽微なクラックであれば補修も数時間で終わり、コストもそこまでかからないでしょう。

 

クラックには「ヘアークラック」と「構造クラック」があります。それぞれ損傷の大きさに分類しており、補修の緊急度違います。

 

【ヘアークラック】

ヘアークラックは軽微な損傷とされ、壁内部まで被害が及んでいないため緊急度は低いです。クラック幅は0.3mm未満、クラック深さ4mm未満と髪の毛ほどのひび割れです。

 

原因は塗膜の経年劣化や塗装の施工不良などで起こります。耐震性に関わる損傷ではありませんが、水が入る状態のためヘアークラックから構造クラックに発展する可能性があります。

 

【構造クラック】

構造クラックは壁内部まで損傷している可能性があり、耐震性に関わるため緊急度の高い状態です。クラック幅は0.3mm以上、クラック深さ4mm以上と損傷も大きく、外壁の剥離、雨漏りなどの被害も注意しなければなりません。

 

建物は地震や風、車の振動などで常に衝撃を受けています。外壁がひび割れているとその衝撃に耐える力が弱くなりますから、構造クラックがある場合は早めに補修しておくことをおすすめします。

 

構造クラックの原因は地盤の不同沈下、施工不良、地震や強風などの外部からの衝撃、外壁の経年劣化などが考えられます。

 

【構造クラックは早めに補修工事が必要です】

構造クラックは外壁の強度が低下しているため耐震性が低下します。日本は地震大国ですから、安心して生活するためにも家の強度は保っておくことが大切です。いつ地震が起きるかも分かりません。

 

もし、構造クラックが確認できるのであれば、そのまま放置せずに一度専門業者にクラックを見てもらいどうすればいいかアドバイスをもらいましょう。

 

また、クラックは水の侵入口となります。これはヘアークラックでもそうですが、水が染み込む状態は劣化を早める原因になります。軽微なクラックでも補修は早めにしておくことをおすすめします。

 

【クラックを放置するリスク】

・耐震性の低下

・水の侵入で劣化を早める

・雨漏り

・シロアリ被害

・カビや苔が発生しやすくなる

・美観性の低下

 

劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。

 

【外壁クラックの補修方法】

クラックの補修方法はヘアークラックと構造クラックとで異なります。以下にクラックごとの補修方法をお伝えします。

 

【ヘアークラックの補修方法】

ヘアークラックは軽微な損傷なため比較的に補修作業も容易です。補修は以下の方法があります。

 

・プライマーやフィラーでひび割れを塞ぐ

・コーキングを充填してひび割れを塞ぐ

 

補修後は跡が残ります。補修する際は見栄えが悪くならないように外壁塗装も一緒にしておくといいでしょう。

ヘアークラックなら補修時間やコストもそこまでかかりません。できれば被害が広がる前に補修しておくことが望ましいです。

 

外壁塗装についてはこちらの「外壁塗装を行うときの知っておきたいポイントと注意点」もご参考にしてください。

 

【構造クラックの補修方法】

構造クラックは壁内部(下地)にまで損傷しているため、クラック部をカットして壁を補修しなければなりません。構造クラックは以下の補修で行います。

 

【U(またはV)カットシール工法】

1:クラック部の確認と補修範囲の決定

2:クラック部をディスクサンダーでカットする

3:補修箇所のチリや埃を払ってきれいにする

4:プライマーを塗布する

5:シーリング剤充填

6:樹脂モルタル充填

7:養生〜乾燥

8:外壁塗装

 

シーリング剤充填時は外壁よりも低めに隙間なく加圧して充填します。その後に樹脂モルタル充填して外壁と同じ高さに均します。充填後は乾燥するまで雨水や汚染から保護するために養生します。

 

損傷を調べるときはクラックスケールや打診棒、目視で確認します。目視ではヘアークラックでも外壁が浮きかけているなど見た目ではわからないいこともあります。クラックがある場合は専門業者に詳しく見てもらい、状態や補修方法を判断してもらうことが大事です。

 

工事が初めての方はこちらの「住宅工事が初めての方へ」をご覧ください。

 

【クラック補修は外壁や屋根の塗装と一緒にするのがおすすめです!】

外壁にクラックがあったら早めに補修工事をしましょう!原因と補修方法解説

ヘアークラックも構造クラックも補修後は跡が残るため塗装が必要になります。2階にクラックがある場合は足場も必要になりますから、クラック補修をするときは外壁や屋根、高所作業となるメンテナスも一緒にご検討ください。

 

足場代は15〜25万円ほどかかります。足場の設置回数が増えるほどメンテナンスのトータルコストは膨らみますので、なるべく設置回数を少なくすることが大切です。

 

足場とコストについてはこちらの「屋根と外壁はセットがお得」でご説明しておりますのでご参考にしてください。

 

建物の経年劣化やクラックなどを目視だけで判断するのはなかなか難しいかと思います。

 

また、毎日建物の変化を見ていくことも大変かと思いますので、メンテナンスのタイミングを逃さないように当社の無料診断を定期的に実施していただくことをおすすめします。

 

診断後は建物の状態や必要な工事についてご説明させていただきます。お家のことでお困りのことや気になることなど、なんでもかまいませんのでお気軽にご相談ください。

 

無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

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