下地調整の重要なポイント2 ひび割れ、クラック補修(外壁)

投稿日:2019年8月5日  更新日:2024年2月26日

 

外壁塗装は工程にある下地処理を念入りに行うことが、塗膜を長持ちさせる大事なポイントとなってきます。

年数が経過すると外壁には様々な劣化症状が発生し、それを塗装前にしっかりと直す必要があります。

 

劣化症状の中でもクラックは、状態が深刻だと建物の強度にも関わってきます。

もし、クラックが発生している場合は、適切な方法で補修をかならず行いください。

 

【クラックが発生しやすい場所は?】

下地調整の重要なポイント2 ひび割れ、クラック補修(外壁)

 

【クラックとは?構造クラックとヘアークラックの分類】

外壁に発生する亀裂のことを専門用語でクラックと呼びます。

クラックには強度に関わる構造クラックとヘアークラックがあります。

損傷の程度で区別されており、こちらは目安となります。

 

構造クラック:ヒビ幅0.3mm以上 ヒビ深さ4mm以上

ヘアークラック:ヒビ幅0.3mm未満 ヒビ深さ4mm未満

 

注意しなければならないのが、目視だけでは正確に判断できないことです。

診断では目視の他に打診検査などを行い、クラックの状態を診断します。

 

【クラックが発生しやすい場所は?】

クラックは経年劣化や地震、風、車の振動など外的な衝撃などが原因して発生します。

クラックが発生しやすい箇所がありまして、それはこちらの箇所になります。

 

・サイディングを固定する釘打ち込み部

・窓などの開口部

 

現在のサイディングの施工方法は引っ掛け式となっておりますので、釘が打たれているところは限られています。

ですが、釘が打たれているところは振動に弱いため、十分な強度が保たれていなければクラックを起こしてしまいます。

 

構造的な原因は窓などの開口部もそうです。

大雑把な表現ではありますが、外壁をくり抜いて窓を設置しているため、窓に接する角の部分に負荷がかかりクラックを起こします

 

【クラックの補修方法は?】

下地調整の重要なポイント2 ひび割れ、クラック補修(外壁)

 

【シーリングや浸透プライマーで補修する】

ヘアークラックは塗膜内で抑えられている状態なため、補修もそこまで大掛かりになることはありません。

補修方法は、シーリングや浸透プライマーなどを塗布してクラックを埋めることができます。

 

補修後は塗装を行いますので、シーリングを充填する場合は塗料がのる変成タイプを、プライマーを塗布する場合は、上塗り材との相性のいいものを選ぶ必要があります。

 

【外壁をカットしてクラック深部から補修する】

構造クラックまで発展している場合は、クラックが発生している根本から補修する必要があります。

表面だけ直しても意味がありませんので適切な方法で補修を行うことが大切です。

補修はこのような流れで行います。

 

1:外壁カット(VカットまたはUカット)

2:補修部清掃

3:プライマー塗布

4:シーリング充填(エポキシ樹脂を充填する方法もあります)

 

仕上げによってはシーリング充填後にモルタルを塗る場合もあります

 

大きなクラックを補修すると跡が残ります。

そのままだと目立ってしまうので、補修後に外壁塗装を行うのが一般的です。

 

リシンやスタッコなどモルタル外壁のように模様がつけられている場合は、クラック補修すると一部模様が壊れてしまいます。

 

外壁をカットして補修する場合は、クラック補修後、既存模様に合わせて吹き付け塗装やマスチックローラーなどで再度模様をつけると補修跡が目立たなくなりきれいに仕上がります。

 

クラックについてはこちらの「外壁にクラックがあったら早めに補修工事をしましょう!原因と補修方法解説」をご覧ください。

 

【サイディングが大きく破損している場合の補修方法】

モルタル外壁なら破損箇所を部分的に解体してモルタルを塗れば復旧できます。

しかし、サイディングの場合は、そう簡単に部分補修できるわけではありません。

 

もし、サイディングが大きく破損してしまっている場合は、納まりのいいところまで解体してその部分を復旧させます(納まりとは雨仕舞いや見栄えなど仕上がりの良し悪しのことを意味します)。

 

サイディングは石目調やレンガ調など柄が施されているものもありますので、部分的にサイディングを張り替える場合は、既存デザインに類似するもの相性のいい柄を選定する必要があります。

 

また、吹き付け模様なら塗装で代用できます。

モルタル外壁を補修するよりも材料費が掛かり、施工もやや難しくなりますので、サイディング外壁のお家はなるべく破損がないように定期的にメンテナンスを行いください。

 

ルーツはサイディング工事も承っております。

なにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

 

詳しくはこちらの「サイディング張り替え」をご覧ください。

 

【クラックが起きる前にメンテナンスすることが大事!】

下地調整の重要なポイント2 ひび割れ、クラック補修(外壁)

塗膜は「褪色→チョーキング→クラック→剥離」の過程で劣化したます。

色褪せやチョーキングが発生する段階がメンテナンスを考えていただくタイミングとなりますので、クラックが起きる前に対処しましょう。

 

クラックを放置すると雨漏りや外壁の崩落を招く恐れがあります。

ルーツは無料で建物診断を実施しておりますので、建物の状態が気になっている方はお気軽にご相談ください。

 

無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

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