色選びでよくある失敗とは?色の仕組みと汚れや色褪せが目立つ色を解説

投稿日:2022年3月31日  更新日:2022年4月2日

今回は外壁や屋根塗装の色の選び方第二弾!

第一弾では色を選ぶ方法やおすすめの色などを解説させていただきました。

まだこちらを見ていない方は、ぜひ下のページもご覧になってください!

 

「塗装工事の前知識!屋根や外壁の色を選ぶ方法と注意点を解説」

 

そして今回は前回ではお伝えしてきれなかったことをお伝えしていきたいと思います。

この記事では色選びの時によくある失敗や色の仕組み、汚れや色あせが目立つ色について解説していきます!

 

【塗装の色選びでよくある失敗】

失敗のイメージ画像

 

塗装工事でよくある失敗が以下のことです。

 

・イメージしていたのと違っていた

・汚れが目立つ

・思っているよりも色あているのがわかる

・違う色を組み合わせたけれどバランスが悪い

 

なぜこういった失敗が起きてしまうのか以下にお伝えしていきます。

 

【イメージしていたのと違っていた】

「イメージと違っていた……」

この失敗はよく聞くのではないでしょうか。

なぜイメージしていたのと違ってしまうのか。

 

それは小さな面積の色見本など色の違いが出やすいものを参考にして選んでしまうからです。

 

面積効果というのがあり、同じ色でも小さな面積と大きな面積では違って見えます。

色の錯覚が起きやすいサンプルを参考に選んでしまうとイメージしている仕上がりになりにくいため注意しましょう。

 

【汚れが目立つ】

色の中には汚れが目立つのもあります。

塗装をしてまだ経っていないのに思っているよりも汚れていると感じる場合は、もしかすると汚れが目立ちやすい色を選んでいるのかもしれません。

 

美観を長く保持してくれる塗料はたくさん出ておりますが、早く汚れが目立ってくる色もありますのでご注意ください。

 

【思っているよりも色あているのがわかる】

汚れと同じく色褪せが目立つ色もあります。

色褪せてくると建物全体が白っぽくくすんでしまいますので、色ツヤがはっきりしていた頃と比べると見栄えは落ち、建物も古く見えてしまうでしょう。

 

【違う色を組み合わせたけれどバランスが悪い】

塗装は外壁や屋根の他にも玄関や雨樋、破風板などいろいろな部材があります。

色を塗り分ける場合はバランよく配色する必要がありますが、この色の組み合わせで失敗してしまう声も多くあります。

 

塗装は短い周期で塗り替えをするものではなく10数年はそのままになります。

 

塗り替えるにはお金もかかりますので、失敗してしまうと長い期間はそのままの状態で我慢しなければいけません。

 

こういった失敗をしないためにも色の仕組みや配色方法などを知っておくことが大切です。

 

【色選びの時に役立つ色の仕組み】

色には色味や明るさ、色の濃さがあり、これを色相、明度、彩度と分けられ色の3属性と呼んでいます。

 

色の仕組みを知っていると打ち合わせがしやすくなりますので、色相と明度、彩度という用語を知っておきましょう。

 

【色相】

色相環の画像

 

色相は色味を指し、色の変化をまとめたのが色相環です。

対極にある色を補色といい、お互いの色を引き立てるのに効果的です。

 

【明度】

明度の画像

 

明度は色の明るさのことです。

明度が高いほど明るく白に近くなり、明度が低いほど暗く黒に近くなります。

 

【彩度】

彩度の画像

 

彩度は色の鮮やかさを表します。

彩度が高いほど原色に近くなり、彩度が低いほど無彩色に近くなります。

 

少し専門的なことかもしれませんが、色相や明度、彩度などの仕組みを知っておくと「もっと明度を高く」とか「彩度は低めで」と微調整ができますので、色選びの打ち合わせの時に役立ちます。

 

色選びの時はカラーシミュレーションもおすすめです。

詳しくはこちらの「カラーシミュレーション」をご覧ください。

 

【汚れや色褪せが目立ちやすい色と目立たない色】

中塗り工事

 

早く褐色が外観に現れるのと現れないのとでは心境が大きく違うかと思います。

できれば見栄えが落ちてしまう変化は起きてほしくないですよね。

 

選ぶ色によって目立つ色、目立たない色がありますから、なるべく美観性を維持していきたい方は変化のでやすい色は避けておくことをおすすめします。

 

【汚れが目立ちやすい色】

汚れが目立ちやすい色は白や黒です。

 

黒など濃い色は汚れが目立ちにくいと思われるかもしれませんが、汚れの色は中間色のため思っているよりも目立ちます。

 

白や黒はスタイリッシュで見栄えがいいですが、こまめにお手入れしないと早い期間で汚れてきてしまう可能性がありますのでご注意ください。

 

【色褪せが目立ちやすい色】

汚れだけでなく色褪せも建物の美観性を落としてしまう要素の一つです。

色褪せが目立ちやすい色は原色系の色です。

 

原色系の色は鮮やかな外観になりおしゃれな印象がありますが、色が鮮明であるため色褪せによる変色も目立ちやすい欠点があります。

 

また、個性的な色合いから悪目立ちしてしまうケースもありますのでご注意ください。

 

【汚れや色褪せが目立たない色とは?】

それでは汚れや色褪せが目立たない色とはどんな色でしょうか。

 

外観に影響しにくい色は中間色です。

グレーやベージュ、クリーム系、アイボリー、薄めのブラウンなどは汚れや色褪せが目立ちにくい色ですから、長く美観を維持したい方におすすめです。

 

中間色は淡い色合いから落ち着いた印象を外観に与えてくれます。

 

【どうしても原色系の色を使いたい場合は塗料の性能で補う】

白や黒はモダンな印象を演出できますので、汚れや色褪せがしやすいとはいえ、どうしてもこの色を選びたいという方もいらっしゃるはずです。

 

このような場合は塗料の性能にこだわってみるのも一つの方法です。

褪色しにくい無機塗料や長く美観を保持してくれる低汚染性の塗料を選ぶなどして変色しないように対策をとることもできます。

 

原色系の色を選びたいけれど、汚れや色褪せもなるべく影響しないでほしいという方は、塗料の種類もたくさんありますので、一度塗装業者に相談してみることをおすすめします。

 

塗料についてはこちらから

 

【色選びでお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください!】

相談のイメージ画像

色褪せや汚れなどが目立ちやすい色についてをお伝えしてきました。

塗装はそう簡単にやり直せるものではありませんから、後悔がないようにこだわって色を選ぶことが大切です。

 

色の仕組みや汚れが目立つ色などの知識を持っていると色選びの時に役立ちますので、ぜひ今回お伝えしたことを役立てていただけたら幸いです。

 

もちろん当社のスタッフも塗料選びのサポートをさせていただきますので、お困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

 

無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

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