下地処理せずに塗装したらどうなる?外壁塗装で失敗しないために押さえておくポイント
投稿日:2026年10月17日 更新日:2026年10月17日
外壁塗装で最も重要と言ってもいいのが「下地処理」です。下地処理とは、塗装の仕上げを高めるために、塗装面(下地)を整える作業のことです。下地処理は一つの作業を意味するものではなく、高圧洗浄やケレン、ひび割れ補修など複数の作業があります。
塗料は、清潔で安定した面に塗ってはじめて本来の性能を発揮します。この下地処理の工程を省くと、どれほど高価な塗料を使っても期待した耐久性は得られないでしょう。これから外壁塗装をご計画されている方は、ぜひ塗装の品質に関わる下地処理の重要性を押さえていただきたいです。
そこで本記事では、下地処理せずに塗装したらどうなってしまうのかを分かりやすく解説いたします!
外壁塗装における下地処理の主な工程
まずは下地処理とはどんな作業があるかをご紹介します。下地処理は塗装する前に実施する工程でして、主に塗料の密着性を高めること、傷んだ箇所を補修・修繕すること、見栄えを整えることなどの目的で実施しています。

足場設置後に実施するのが「高圧洗浄」です。高圧洗浄は、高圧洗浄機をつかい、外壁に付着した汚れ、カビ、コケ、白亜化した塗膜などの不純物を洗い流します。言うなれば、洗浄する前の外壁は汚れているところにテープを貼るようなもので、そのまま塗装してもうまく密着してくれません。
次に「ひび割れ補修」です。ひび割れのことを「クラック」と呼んでいます。クラックは耐震性に関わる場合もあるため、塗装する前にしっかりと直しておく必要があります。軽微な症状のヘアークラックでも塗膜劣化の観点では後期の症状なので、長く放置するのはおすすめしません。
経年劣化が進むと塗装面が荒れています。その傷んだ面を整える研磨作業が「ケレン」です。ケレンはサンドペーパーやナイロンパット、ディスクサンダーなどの道具を用い、下地を研磨して不純物(汚れ、サビ、剥離した塗膜など)の除去、凹凸のならし、表面をざらつかせて塗料の密着性を高めるという目的で行っています。
シーリングのメンテナンスも大事な工程の一つです。シーリングは塗装前に行う場合や塗装後に行う場合があり、使用する塗料や状況、劣化具合などで変わります。シーリングは建物に生じる隙間をふさぎ、防水性を高める役割があります。外壁目地やサッシまわり、部材の継ぎ目、取合い部などにシーリングを打設しています。
下地処理せずに塗装すると起こるトラブル
塗膜の剥がれ・膨れなどの施工不良が早期に発生する
汚れ、カビ、コケ、古い塗膜の劣化層が残ったまま塗ると、塗料が外壁にしっかり密着しません。その結果、早ければ数か月から1〜2年ほどで、塗膜の剥がれや膨れなどの施工不良を起こす可能性があります。
シーリング劣化による隙間やひび割れから雨漏りにつながる
シーリングが古いままやひび割れを補修せずに塗装しても根本的な改善になっていません。隙間がある状態のため、そこが水の侵入口となり、せっかく塗装しても早期に剥がれるおそれがあります。
さらには雨漏りにつながるリスクもひそんでいます。雨漏りは建物内部を濡らし、構造体を弱らせます。耐震性の低下、外壁の崩落などの大きく建物の状態を損なわせてしまいます。
結果的に時間と費用が奪われてしまう
もし、お施主様が意図的に下地処理を省くように指示して塗装を実施した場合、早期に塗装が剥がれても業者は補償してくれない可能性があります。なぜなら、下地処理せずに塗装したらすぐに剥がれてしまうのは容易に想像でき、当然の結果だからです。
再び塗装をやり直すとしても、また足場を組み、材料費や人件費もかかってしまいます。下地処理が不十分な状態で塗装しているため、まず塗装を剥がさなければなりません。手間が増えますので、はじめに実施したときよりも工期が長くなります。このように下地処理を省けば、結果的に時間と費用が余計に奪われてしまいます。
下地処理は「手抜き」が起こりやすい工程
下地処理は、塗装が完了すると塗膜の下に隠れてしまい、見た目では確認できません。そのため、悪質な業者や施工管理の甘い現場では、工程が省略されたり、簡略化されたりすることがあります。仕上がり直後はきれいに見えるため、手抜きに気づけるのは不具合が出てからというのが実情です。
次のような場合は、特に注意が必要です。
・高圧洗浄の時間が極端に短い、または行っていない
・ひび割れやシーリングの補修が見積書に記載されていない
・極端に見積もりが安く、工程の説明が曖昧
・工期が短い
見積書や業者からの説明はできるだけ具体的であることが理想です。時々、「一式工事」とまとめられている見積書も目にしますので、この手の見積書を提出する業者は警戒しましょう。
手抜きを防ぐために確認したいポイント
塗装後の見えない作業を手抜きされてしまわないように、以下のポイントを押さえておくことをおすすめします。
・見積書に下地処理の項目がある
※下地処理の他にも塗料の種類や塗装工程、塗装箇所などの内容も具体的であることが大事です。
・各工程の施工写真の提出
・毎日の作業報告
・保証やアフターフォローの有無
毎日の作業報告と施工写真の提出があると、工事の進捗や作業風景が把握しやすく、手抜きを防ぐことにも繋がります。保証やアフターフォローの有無も確かめ、工事後のサポートが手厚い業者か見極めておくと、万が一のことがあっても安心です。
ルーツでは高品質な塗装工事をご提供できるように下地処理の徹底を心がけております。毎日の作業報告や工事写真のお渡し、アフターフォローの体制も整えております。建物診断や見積もりは無料で実施しておりますので、これから外壁塗装などの建物のメンテナンスをご計画されていましたら、ぜひ当店にお任せください!
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