外壁塗装・屋根塗装・防水工事・屋根工事・雨漏り修理・瓦屋根・張り替え・葺き替え・カバー工法　東京都府中市、調布市、三鷹市、小金井市、稲城市、多摩市

リフォームのトラブルで多いのが、飛び込み営業をしている訪問販売業者。国民生活センターでは毎年たくさんの相談が寄せられております。
※リフォーム工事相談件数についてはこちらから
　
訪問販売業者の見積もりには注意しておかなければなりません。なぜなら営業マンの人件費がしっかりと含まれているからです。自社施工店と比べると営業マンの人件費がかかっているため、大幅に安くなるという理屈が通りません。
　
また、工事を下請けに依頼していればなおさら工事費は上がります。下請け業者がお客様との間に入れば、当然、下請け業者の利益も載せなければいけませんので、中間マージンが発生します。これは工事とは関係なくお客様が負担しなければなりません。

「キャンペーン中なので足場代を無料にします！」
「今日契約をしてくれれば半額にします！」
安くしてくれるのは有り難いことですが、営業マンが提示する金額をそのまま鵜呑みにしてしまったら、後々大きなトラブルを招く可能性があります。
　
とても魅力的な提案に感じるかもしれませんが、ここは一旦冷静になって考え直しましょう。なぜなら上記で挙げたように営業マンのコストや中間マージンなどを考えるとそんな大幅な値引きができないからです。業者も利益を得なければ経営できません。利益を削って提案してくれたのならいいですが、もし割引した分を補填するために、どこかで費用を削っていたらどうでしょうか？
　
もう一つ考えられるのは、最初に提示した金額はあらかじめ値引きを前提にしている金額という場合です。例えば150万円の見積もりを「今日決めるなら100万円にします！」と言われた時、最初から利益を大幅に含む見積もりだったということです。もう少し突き詰めていくと、この見積もりの実際の工事の価値は100万円以下ということになります。
　
値下げにも色々な理由がありますので、営業マンの言っていることを鵜呑みせずに、理屈で考えて判断することが大事です。

昨今では点検商法というのもあるようです。点検商法とは、突然訪問して「屋根が浮いていますよ」「近くで工事をしていて屋根板金が外れているのが見えました。点検させてください」というふうに口実をつくって点検や契約に持ち込もうとする手法です。
　
一度営業マンの話を聞いてしまうと、そこから中々抜け出せずに契約へと迫ってきます。そこで「今日契約をしてくれれば」など考える余地を与えないようにしてきます。このような営業手法をとる業者は、正直なところ断るのが無難です。
　
考える時間を与えないのは、他の業者が入ってこないようにするためです。また、もしここで契約してしまった場合に断りづらくするのも目的にあります。一度考える時間を与えてしまうと他の業者から入れ知恵をされて成約率が下がることも理由にあります。
　
営業マンにもノルマがあると思いますので、いろいろな背景や事情があるかと思います。ですが、訪問販売業者のトラブルは毎年多く発生しており、点検商法や契約を迫ってくる、不安をあおるなどは、悪徳業者の典型的な営業方法です。問題を大きくさせないためにも避けるのが無難ですし、少なくとも契約を即決しないことがなによりも大事です。