鉄部が錆びるとどうなる?注意すべき症状と塗装を考える時期

投稿日:2023年10月23日  更新日:2024年2月29日

建物には雨戸やシャッター、門扉、フェンスなどたくさんの鉄製の部材が使われています。

外壁塗装では鉄部も一緒に塗装するのが一般的です。

 

雨戸などの鉄部が錆びてしまうと機能性が低下して使い勝手が悪くなります。

 

ベランダ笠木や屋根の谷板金など場所によっては雨漏りを引き起こす原因となってしまう恐れもありますので、鉄部も忘れずに塗装してください。

 

本日は鉄部の塗装を怠ってしまうとどうなるのか、注意すべき症状と鉄部塗装を考えていただく時期について解説いたします。

 

 

 

【鉄の原料とサビの危険性】

鉄部が錆びてしまうとどうなる?注意すべき症状と塗装を考えていただく時期

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鉄の劣化症状で気になることといえばサビ付きではないでしょうか。

鉄がどうして錆びてしまうのか皆さんはご存知ですか?

 

鉄の原料となるのは鉄鉱石という鉱石です。

元の鉄鉱石は錆びた鉄のようになっていて、このままでは脆くて素材としては使えません。

 

そのため、溶鉱炉で鉄鉱石の不純物を取り出して鉄を作ります。

鉄が錆びるというのは、この鉄鉱石の状態に戻ることで、実は自然な現象なのです。

 

ですが、錆びてしまうと鉄自体が朽ちてしまって以前のように使用することができなくなってしまいますよね。

冒頭でもありましたように、水の侵入を防ぐ板金類が錆びると雨漏りを引き起こす恐れがありますから、被害が出てしまわないようにしっかりメンテナンスを行なっておくことが大切です。

 

 

【雨漏りを起こしやすい鉄部箇所】

鉄部が錆びてしまうとどうなる?注意すべき症状と塗装を考えていただく時期

雨漏りを起こす心配がある鉄部箇所はこちらです。

 

・屋根の谷板金や雨押さえ

・ベランダの笠木

 

屋根やベランダは雨ざらしになるところです。

屋根やベランダはすぐに内部に通じてしまうため、谷板金や笠木が錆びてしまっていると雨漏りを引き起こすリスクが高くなります(鉄の状態だけでなく、継ぎ目にあるコーキングの劣化にも注意が必要です)。

 

雨漏りは建物の老朽化を早め、寿命をグッと縮めてしまう恐れがあります。

建物内部に損害を受けるだけでなく、内装クロスやフローリング、家電や家具などの室内にも被害を受けてしまうため、修理費や復旧費の負担がかなり大きくなります。

 

快適に過ごしていただくためには、絶対に雨漏りを起こさないことが重要です。

そのためには定期的なメンテナンスが必要でして、その中に鉄部の状態も気にしておかなければなりません。

 

 

 

【注意が必要なサビは赤錆】

鉄部が錆びてしまうとどうなる?注意すべき症状と塗装を考えていただく時期

おそらくよく目にするのは赤錆ではないでしょうか?

 

実はサビはサビでもいくつか種類があります。

 

【サビの種類】

・赤錆

・黒錆

・青錆

・白錆

 

鉄を朽ちらせてしまうのが「赤錆」です。

赤錆は鉄が空気や水に触れて酸化した状態です。

サビが進行すると強度が低下して、指で崩せるぐらいにボロボロになってしまいます。

 

それでは赤錆以外はどんなサビなのかお伝えいたします。

 

 

 

【黒錆】

黒錆は保護膜となる良性のサビです。

そもそも黒錆は高温に加熱することで発生する酸化被膜でして、水が関わらないため、自然に発生することはありません。

黒錆が保護皮膜として機能するため、赤錆の発生を防いでいます。

 

 

 

【青錆】

青錆とは緑青(ろくしょう)とも呼ばれており、実は日本建築では馴染みがあるものです。

銅板屋根や銅の雨樋は、年数が経つと青緑色に変化します。

これが緑青と呼ばれており、趣のある風合いを演出してくれます。

青錆は銅に発生するものでして、こちらも腐食の進行から守る保護皮膜として機能します。

 

 

 

【白錆】

白錆はアルミや亜鉛に見られる症状です。

アルミは錆びないというイメージがありますが、汚れや水に触れることで白錆が発生します。

白錆も腐食から守る作用が働きますが、白い斑点模様ができますので、見栄えは低下してしまいます。

 

 

 

【注意すべき劣化症状】

鉄部が錆びてしまうとどうなる?注意すべき症状と塗装を考えていただく時期

鉄部のメンテナンスを怠ってしまうと美観性や機能性が低下してしまいます。

これからも長くご使用いただくためには、適切なタイミングでメンテナンスを行わなければなりません。

 

ここでは鉄部で注意していただきたい劣化症状をご紹介します。

劣化症状は塗装や補修などが必要なサインとなりますので、よくポイントを押さえておきましょう!

 

 

 

【チョーキング】

一番わかりやすい劣化症状が「チョーキング」です。

チョーキングは手で触ってみるとわかります。

 

手で触れた時に白い粉がついたときはチョーキングが発生していますので、これ以上摩耗しないように塗装を行なってください。

 

また、色褪せや汚れの付着なども劣化症状の一つです。

これよりもさらに劣化が進むと塗装やメッキが剥がれて錆やすくなってしまいますので、その前に対処することが大切です。

 

チョーキングについてはこちらの「外壁塗装のチョーキングとは?症状が出ているか見極めるポイントと放置するリスク」をご覧ください。

 

 

 

【軽微なサビ】

サビが発生していても表面だけの軽微な状態でしたら塗装で対応できます。

サビは塗装の付着力を落としますので、塗装する時はケレンでなるべくサビを除去してから塗装することが大切です。

ケレンとはサンドペーパーやディスクサンダーなどを使って下地を研磨する作業のことです。

 

ケレンについてはこちらの「塗装前のケレン作業の重要性、その役割とは。」をご覧ください。

 

 

 

【鉄部の塗装は5〜10年以内を目安にお考えください】

鉄部が錆びてしまうとどうなる?注意すべき症状と塗装を考えていただく時期

鉄部の塗装を考えていただくのは上記で挙げたチョーキングなどの劣化症状と年数の経過を目安にしてください。

鉄部の場合は5〜10年以内に塗装するのが望ましいでしょう。

 

塗装で対応できる軽微なサビだとしても塗装の保ちが悪くなるリスクがあります。

鉄部の場合は早めに動き出すことをおすすめします。

 

鉄部塗装についてはこちらの「外壁塗装は鉄部の塗装も必要?メンテナンス時期やポイントを解説」でもご紹介しております。

良ければこちらもご一緒にご覧ください。

 

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メンテナンスが必要か気になっている方は、診断いたしますのでお気軽にご相談ください。

 

無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

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