サイディングやタイルにある外壁の目地とは?

投稿日:2025年10月31日  更新日:2025年10月31日

サイディングやALC、タイルなどの外壁には目地が設けられています。

目地とは簡単に説明すると外壁の間に等間隔に設けた隙間のことです。

外壁材の種類によって目地の素材も異なります。

 

この記事では、目地にはどのような役割があり、どのようにメンテナンスをしていけばいいかについて解説していきます。

 

外壁の目地とは?

サイディングやタイルにある外壁の目地とは?

外壁の目地とは、素材の間に設けた隙間のことです。

目地は等間隔に設けられ、素材の干渉を防いでいます。

 

外壁に使われるサイディングやALC、タイルなどは熱による膨張・収縮、地震や車などの振動などによって常に動きがあり、衝撃も受けている状態です。

 

このまま素材をぴったり突きつけて施工した場合、上記でお伝えしたとおり素材の動きによって負荷がかかり破損を招きます

 

このような素材同士の干渉を防ぐ役割を持つのが「目地」です。

「目地」はコーキング(シーリング)やモルタル、漆喰などの種類があり、目地材または充填剤とも呼ばれています。

 

サイディングやALCにおける目地とは?

サイディングやタイルにある外壁の目地とは?

現在では一般的なサイディングやALC。

この二つの外壁材の特徴は、従来用いられていた現場で調合して施工するモルタルとは異なり、工場でボード形状に成形され大量生産される既製品です。

 

サイディングやALCは目地を必ず設けています。

※金属サイディングは目地を設けないものもあります。

 

その目地を設ける理由は、

 

・外壁同士の干渉を緩和させ破損を防ぐため

・水の侵入を防ぐため

・気密性を保つため

 

の3つがあります。

 

サイディングやALCの目地に使われるのはコーキング(シーリング)です。

コーキングは樹脂を原料としており、ゴムのように伸縮性を持ちます。

 

関連記事:シーリング工事とは?外壁塗装と一緒にメンテナンスしておきたい防水工事

 

タイルの目地とは?

サイディングやタイルにある外壁の目地とは?

タイルは粘土を原料とする一般的な外装・内装材です。

耐水性に優れており、衝撃にも強いことから外壁にかぎらずお風呂や玄関の床など幅広く使われています。

 

そのタイルにも目地が設けられています。

タイルに使われている目地は、サイディングやALCとは異なり、モルタルや樹脂目地、漆喰などを使っています。

 

タイルは坏土(はいど)を成形して焼成するという工程から完成時に大きさに誤差が生じます。

 

施工時でも力加減などの違いによって表面に多少の段差が出る可能性があるため、このようなばらつきを目立たなくさせるために目地を設けています。

また、見栄えの他にも水の侵入を防いだり、デザイン性を高めたりする役割があります。

 

目地のメンテナンス方法

サイディングやタイルにある外壁の目地とは?

上記で挙げたように外壁材の種類で目地の素材が違います。

目地は経年劣化するもので、機能性がだんだん低下していきます。

 

そのまま放っておくと最悪は外壁の崩落や雨漏りへと被害を大きくさせてしまうので、適切な時期にメンテナンスを行いください。

 

こちらでは外壁材の種類ごとに目地のメンテナンス方法をご紹介します。

 

窯業系サイディングの目地メンテナンス方法

窯業系サイディングの目地はコーキングの打ち替えを行います。

一般的なコーキングは10年くらいが耐用年数なため、同じころにご検討していただく外壁塗装とよく一緒に行われます。

 

入隅(外壁が内側に向かって接している箇所)を除いて、サイディングの目地は「打ち替え工法」で行うのが一般的です。

 

コーキングは推奨される厚みがあり、10mm以上の確保が一般的です。

1〜2mm程度では新しく打ち替える意味がありませんので、杜撰な施工にはご注意ください。

 

関連記事:シーリングの工法「打ち替え」と「増し打ち」とは?正しい工法の使い分け方

 

ALCの目地メンテナンス方法

ALCもサイディングと同様にコーキングを目地に使っています。

施工方法も基本的に同じですが、ALCでは目地が深いため、1回目のメンテナンスでは「増し打ち工法」を用いるのが一般的です。

 

ただし、上記でもお伝えしたように10mm以上のコーキング厚を確保することが推奨されているため、充填深さが浅い場合は打ち替えなどの適切な方法で施工する必要があります。

 

タイルの目地メンテナンス方法

タイルは塗装不要でメンテナンスフリーと言われていますが、目地のメンテナンスは必要です。

また、メンテナンスフリーといえども日頃の衝撃や経年劣化によってタイルが浮いてくることもあります。

状態を保つためにも定期的な点検と状態に応じたメンテナンスを行いください。

 

タイル目地は一般的に10年程度が耐用年数とされています。

劣化してくるとひび割れや欠損が出てくるため、10年目あたりを目安に目地の詰め直しを行いください。

 

タイル目地は損傷が軽微であれば部分的な補修でとどめることも可能です。

ただし、既存目地が残り色味に違いが出てしまうため、色の違いが気になる場合は目地をすべて詰め直すことをお勧めします。

 

まとめ

サイディングやタイルにある外壁の目地とは?

この記事では外壁の目地についてお話しさせていただきました。

目地を設けている外壁はサイディングやALC、タイルなどがあります。

 

サイディングやALCの目地に使われるのはコーキングで、タイルはモルタルや樹脂、漆喰などが使われています。

各外壁材で目地材が異なり、メンテナンスする時期や方法も違います。

 

目地は素材を守る役割があり、防水性や気密性、デザイン性を保つ目的もあります。

目地の劣化が建物の機能性を低下させる要因の一つでもありますので、適切なタイミングで目地のメンテナンスも行いください。

 

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