そろそろ屋根のメンテナンスがをしなきゃ!屋根葺き替えとカバー工法はどちらがおすすめ?
投稿日:2022年10月31日 更新日:2024年10月7日
目次
「築年数も経ってきてそろそろ屋根のメンテナンスをしなきゃ!」
そう考えている方はいらっしゃいませんか?
屋根のメンテナンスというどんな工事が思い浮かびますか?20年以上経っていましたら、行う工事は屋根塗装ではありません。
20年経過した屋根は「葺き替え」か「カバー工法」をご検討していただくことになります。どちらも屋根を新しくできる工事ですが、どちらで行なった方が分かりませんよね。
そこで今回は「葺き替え」か「カバー工法」どちらの工事を選べばいいか解説していきたいと思います!
【屋根の葺き替えとカバー工法は何が違う?】
はじめに「葺き替え」と「カバー工法」の違いを確認していきましょう。
葺き替え工事 | カバー工法 |
元々の屋根を解体して新しく屋根を葺く工事 |
元々の屋根の上に新しい屋根を葺く工事 |
【解体するもの】 ・屋根材 ・ルーフィング ・棟板金などの板金 ・雪止め |
【解体するもの】 ・棟板金などの板金 ・雪止め |
【新しくなるもの】 ・野地板 ・ルーフィング ・屋根材 ・棟板金などの板金 |
【新しくなるもの】 ・ルーフィング ・屋根材 ・棟板金などの板金 |
二つの工事で大きな違いは古くなった屋根を残すか、解体するかです。屋根を解体するのが葺き替え工事。屋根を残すのがカバー工法と覚えておきましょう!
屋根を残すか、解体するかは、屋根の仕上がりやメリット・デメリットに大きな違いがでます。それでは次に「葺き替え」と「カバー工法」のメリット・デメリットについてお伝えします。
【「葺き替え」と「カバー工法」のメリット・デメリット 比較表】
メリット | デメリット | |
葺き替え工事 |
・屋根への負担が少ない ・耐震性の影響が少ない ・選べる屋根材の制限がない ・下地を確認できる ・下地を補修できる ・工事後の不具合が起きにくい |
・廃材処分費が発生する ・工期がカバー工法よりも長い ・埃やチリなどが舞う ・解体の際に作業音が発生する |
カバー工法 |
・解体は棟板金や雪止めくらいで少ない ・廃材処分費が安く済む ・工事費が葺き替えよりも安い ・工期が短い |
・屋根が重くなる ・耐震性は不利になる ・劣化が進んでいると工事ができない ・下地のを確認できない ・既存屋根に不具合があると修理が大変 ・瓦屋根ではできない ・使用できる屋根材が限定される |
実はメリットを見ると葺き替え工事の方が多くあります。それではカバー工法は選択肢から外して葺き替えを行えばいいのだ、というのもまた早計でして、施工する屋根によってカバー工法が適している場合もあります。それでは次に葺き替えとカバー工法、どちらを選べばいいか選択するポイントをお伝えしていきます。
葺き替えとカバー工法については下のページもご参考にしてください。
【葺き替えとカバー工法、どちらの工事を選べばいい?選択するポイント】
葺き替えかカバー工法、どちらで工事をするか決めるポイントは4つです。
そのポイントの中にコストを基準としてしまうのは省きました。たしかにカバー工法は葺き替えよりもコストを抑えることができるため、安く工事がしたい方にはカバー工法の方が適していると思うかもしれません。
しかし、いくら安いからといってもカバー工法で行ってはいけないケースもあります。なぜカバー工法では適さないのかも含めて工事方法を決めるポイントをご紹介していきますので、どの方法で工事をした方がいいのかご参考にしてください。
【屋根への負担で決める】
大事なのは安全な建物であることです。どんなに屋根が新しくなっても安全ではない建物ではいけません。どうしてここで安全性を持ち出してきたのかというと、カバー工法は元々の屋根を残して、その上に屋根を作るため、重量が重くなります。
屋根の重量が重くなるということは、重心が高くなり、地震の揺れが大きくなります。つまり、耐震性に不利になるということです。
屋根への負担が大きい建物の場合は、カバー工法では不安な建物になってしまいますので、葺き替えで工事していただくことをおすすめします。
【屋根の状態で決める】
屋根の下地を野地板といいます。野地板はルーフィングや屋根材などを張る下地になっています。もし、劣化が進んで下地が痛んでいる場合は、カバー工法だと適しません。
劣化が進んだ屋根は雨漏りのリスクもあり、その上に屋根を作ってしまったら、後々トラブルが起きたときに大変です。また、野地板が痛んでいると、屋根材を張る釘が効いてくれませんので、屋根材が剥がれやすくなってしまいます。屋根重量への負担と同じくらいに下地の状態は重要なことなので、劣化が具合を見て工事方法を検討しましょう。
【選びたい屋根材で決める】
もし、好みの屋根がある場合はカバー工法ではなく、葺き替えをおすすめします。
カバー工法はなるべく屋根への重量負担を減らすために、軽量な金属屋根を使用します。希望している屋根材が金属屋根でしたらカバー工法も検討にあたりますが、スレートなど選択できる屋根材の制限を受けたくない方は葺き替え工事をお選びください
【保っていたい年数で決める】
下地や耐震性の問題がなく、屋根材も金属屋根を希望している場合はカバー工法も選択の余地です。ここで比較する基準になるのが、コストとどれくらい屋根を保たせたいかです。
屋根の耐用年数を考えるときにルーフィングの寿命を基準にして計画を立てることが大事なのですが、そのルーフィングの寿命は20年ほどです。葺き替えもカバー工法も工事をすれば十分に20年は屋根を維持することができますが、各工事で工事代の差が生まれます。
このときにどれくらい屋根が保って欲しいかで、葺き替えが適切か、カバー工法が適切かが違ってきます。
例えば10年後に引っ越しする予定がある場合は、想定している耐用年数の10年分が余ってしまいますよね。そう考えるとわざわざ高額な葺き替えよりも安くなるカバー工法の方がお得です。
反対に20年以上長期的に屋根を維持したい方は、耐震性や下地の劣化の懸念なども含めて葺き替えにしておく方が安心して生活することができます。
カバー工法も葺き替えも工事可能な屋根の場合、どの方法で工事を行うか選択するポイントは「工事金額」と「どれくらい屋根を保たせたいか」を基準にご検討ください。
屋根工事の修理やメンテナンスのタイミングについてはこちらの「屋根はどんな工事がある?屋根工事の種類とメンテナンスのタイミングを解説」をご覧ください。
【「葺き替えがおすすめな人」「カバー工法がおすすめな人」まとめ】
葺き替えかカバー工法か、どちらが適しているかは上記でお伝えしたポイントをご参考に決定しましょう。最後に「葺き替えがおすすめな人」と「カバー工法がおすすめな人」を表にまとめましたのでご覧ください。
葺き替えがおすすめな人 | カバー工法がおすすめな人 |
・屋根が重くなってほしくない ・耐震性を重視したい ・下地の確認がしたい ・下地など悪いところはちゃんと直したい ・工事後の不具合を心配したくない ・長期的に住み続けたい ・屋根材の制限を受けたくない ・瓦屋根で地震が不安 ・重い屋根を軽くして耐震性を上げたい |
・屋根や耐震性に問題がない (以下上記の問題がないことを前提条件) ・コストを抑えたい ・金属屋根にしたい ・そこまで長く保たなくていい(目安は10年ほど) |
カバー工法をお考えの方はこちらの「コストを抑えて屋根工事をするならカバー工法(重ね葺き)がおすすめ!」もご参考にしてください。
屋根は高い場所にあり、状態がどうなっているか目視で確認するのは困難です。屋根工事をするときは、必ず屋根点検が必須ですから、これから吹き替えやカバー工法などの屋根工事をお考えの方は、一度専門業者に依頼して点検をしてもらいましょう。
当社は無料で建物診断を実施しております。屋根工事をお考えの方は、ぜひご相談ください!
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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