屋根はどんな工事がある?屋根工事の種類とメンテナンスのタイミングを解説

2022年7月31日更新

屋根は高い場所にあって下からではどうなっているか細かく見ることはできません。しかし、風雨や太陽の紫外線にさらされ過酷な環境にある屋根は、着実にダメージを負っていっています。

 

屋根の工事はいろいろあります。屋根の状態に合わせて適切なメンテナンス工事をしていくことが大切ですから、これから屋根のメンテナンスをお考えの方はどんな工事があるのか知っておきましょう。今回は屋根工事の種類とメンテナンスのタイミングを解説します!

 

【屋根はどんな工事がある?屋根工事の種類と工程の流れ】

屋根はどんな工事がある?屋根工事の種類とメンテナンスのタイミングを解説

屋根工事もいろいろな種類があります。屋根の状態に合わせて適切な工事をしていくことが大切ですから、まずはどんな工事があるのかチェックしてみましょう。以下に屋根工事の種類と工程をご紹介していきます。

 

【屋根塗装工事】

屋根塗装は最も身近に行われる工事ではないでしょうか?屋根塗装はすべての屋根材に必要というわけではなく、スレートやセメント瓦、金属屋根など塗装やコーティングで保護している屋根材に塗装が必要です。

 

屋根塗装は美観性の向上と性能保護ができ、屋根材の寿命を延ばすことにつながります。屋根が色褪せていたり、汚れていたりしたら劣化のサインですので塗り替えをご検討ください。

 

【屋根塗装工事の工程】

1:足場設置

2:高圧洗浄

3:下地処理〜縁切り

4:下塗り

5:中塗り・上塗り

6:足場撤去〜施工完了

 

屋根塗装の工期は約1週間ほどです。ただし外工事となりますので、雨天により日数が伸びる可能性があります。スケジュールは余裕を持って計画しておくことをおすすめします。

 

屋根塗装についてはこちらから

 

【屋根葺き替え工事】

屋根の葺き替えは、屋根材、ルーフィング、野地板、棟板金などを新しくして屋根を一新する工事です。重要なのはルーフィングや野地板です。

 

屋根の防水はルーフィングが要です。ルーフィングも経年劣化してきますから、防水性のが落ちていると水が屋内にまで染み込んできてしまいます。

 

水が浸透するようになれば野地板が濡れて腐食し、雨漏りも引き起こしてしまいます。20年以上経っているとルーフィングの寿命にきている可能性がありますから葺き替えをご検討ください。

 

屋根防水の向上の他に重い屋根から軽量な屋根に葺き替える方も多くいらっしゃいます。屋根が重いと耐震性が不利になりますので、瓦屋根など重量のある屋根の場合は地震に備えて軽量な屋根に葺き替えることをご検討してみてください。

 

【屋根葺き替え工事の工程】

1:既存屋根材・棟板金の撤去

2:野地板増し張り

3:ルーフィング敷設

4:屋根材設置〜棟板金取り付け

5:コーキング防水処理

6:足場撤去〜葺き替え完了

 

野地板をすべて張り替えるというのも散見されますが、通常のリフォームなら野地板を増し張りするのが一般的です。なぜ野地板をすべて張り替えないかというと、雨にさらされる恐れがあり、作業時間のことを考えるとすべて野地板を張り替えるのはリスクがあるからです。

 

屋根工事は雨に降られても雨漏りしない状態で作業を終わらすのが理想です。雨漏りしない状態までというのはルーフィングが敷設されるまでです。

 

野地板をすべて張り替えるとなると

 

「既存の屋根材やルーフィングを剥がす」→「既存棟板金を撤去する」→「既存野地板をすべて剥がす」→「新しい野地板を張る」→「ルーフィングを敷設する」

 

この作業を1日で終わらさなければいけません。

 

野地板の増し張りで行う場合でも1日がかりですから、野地板をすべて張り替えてルーフィングまで敷設するとなると、とてもではありませんが1日で終わらすことは難しいです。

 

それに解体材の処分や材料を屋根の上に運ぶ作業だってあります。もちろんそこまで屋根が大きくなく、作業員をたくさん集めるのならできるかもしれませんが、それだと屋根の規模の割に施工費が嵩んでしまい割高かもしれません。野地板の腐食を除けばリフォームで野地板をすべて張り替えすることはほぼないと言っていいでしょう。

 

屋根葺き替え工事についてはこちらから

 

【屋根カバー工法工事】

屋根カバー工法は葺き替えと同じように屋根を一新することができますが、少し施工方法が違います。葺き替えとの大きな違いは、元々の屋根の上に新しいルーフィングと屋根材を葺いていきます。葺き替えとは違って解体が棟板金や雨押さえなどの板金くらいで済むため、処分費が抑えられ、作業も少なくなり工期が短くなります。

 

【屋根カバー工法工事の工程】

1:足場設置

2:棟板金や雨押さえなどの板金の撤去

3:ルーフィングの敷設

4:屋根材敷設

5:棟板金などの板金類の取り付け

6:コーキング防水処理

7:足場撤去〜工事完了

 

安価に屋根を新しくしたい方におすすめですが、注意点もあります。元々の屋根を残すため屋根重量が重くなり、耐震性に影響してくる可能性があります。屋根カバー工法を採用する場合は建物の耐震性のことも考慮しておきましょう。また、瓦屋根など厚みのある屋根材はカバー工法ができませんので、このような場合は葺き替え工事となります。

 

屋根カバー工法についてはこちらから

 

【棟板金工事】

棟板金とは屋根の上に被せられている板金のことです。ここはかぜにあおられて飛ばされてしまう被害があり、状態には注意しておきましょう。台風など強風が吹く時期になると被害も多く発生しています。

 

年数が経っていると棟板金を固定している釘が抜けかけていたり、接合部のコーキングの劣化、下地の腐食などの劣化症状が出ている可能性があります。被害を出さないためにも定期的に点検しておくことをお勧めします。

 

【棟板金工事の工程(交換の場合)】

1:足場設置

2:既存棟板金と下地の撤去

3:新規下地取り付け

4:新規棟板金取り付け

5:棟板金接合部コーキング防水処理

6:足場撤去〜工事完了

 

屋根工事は基本的に足場を設置します。足場代は高額ですからトータルコストの節約のためにこのタイミングで屋根塗装や外壁塗装などの高所作業となるメンテナンスも行なっておくことをおすすめします。

 

屋根板金工事についてはこちらから

 

【屋根材差し替えや漆喰工事】

経年劣化すると屋根材や漆喰が損傷していることがあります。破片が風で飛散して近隣の建物にぶつかってしまう恐れがありますから、被害が出ないように定期的に点検しておくことをおすすめします。

 

屋根材は部分的に差し替え(張り替え)することができます。大きく破損しているとルーフィングが露出し、飛来物で傷つけてしまう可能性があります。

 

もし、ルーフィングが傷ついてしまうと雨漏りの原因になりますので注意しましょう。漆喰の損傷は水が染み込みやすくなり、土台となる葺き土が外に流れてしまう恐れがあります。葺き土が流れると瓦が崩落する原因となりますので、もし漆喰が割れていたら補修や塗り直しを実施ください。

 

【漆喰詰め直しの工程】

1:既存漆喰剥がし

2:清掃〜下地調整

3:新規漆喰詰め

 

漆喰工事についてはこちらの「瓦屋根・漆喰工事」をご覧ください。

 

【種類別 屋根工事メンテナンス時期一覧表】

屋根はどんな工事がある?屋根工事の種類とメンテナンスのタイミングを解説

それでは屋根工事の種類が分かったところで、次はメンテナンス時期をご紹介します。各屋根工事のメンテナンス時期を下記の表にまとめましたのでご参考にしてください。

 

工事名 メンテナンス時期 備考
屋根塗装工事 10年周期 使用している屋根材や塗料の耐用年数で時期が異なります。汚れや色褪せ、苔の発生などの劣化症状もメンテナンスのサインです。
屋根葺き替え工事 20年以降 年数の経過の他に「ルーフィングの劣化症状がある」「雨漏りしている」場合は葺き替えが必要です。
屋根カバー工法工事 20年以降 雨漏りしている場合はカバー工法ではなく葺き替えを実施ください。
棟板金工事 劣化状態に合わせて適宜メンテナンス 10年周期で屋根点検の実施をおすすめします。台風や豪雨など天候が荒れる時期も要注意。
屋根補修(差し替えなど) 劣化状態に合わせて適宜メンテナンス 10年周期で屋根点検の実施をおすすめします。台風や豪雨など天候が荒れる時期も要注意。

 

屋根はなにも遮るものがありませんから天候が荒れた日はダメージを負っている恐れあります。台風や豪雨などが多くなる時期は屋根点検を実施し、状態を確認しておくことをおすすめします。

 

自然災害が原因で損傷した場合は火災保険が利用できます。詳しくはこちらの「火災保険を使った修繕工事」をご覧ください。

 

【屋根のメンテナススケジュール】

年数 10年目 20年目 30年目
工事名

屋根点検

屋根補修

屋根塗装

屋根点検

屋根補修

屋根塗装または葺き替えまたはカバー工法

屋根点検

屋根葺き替えまたはカバー工法

 

屋根材メーカーは10年周期で屋根点検の実施をおすすめしております。20年目以降になるとルーフィングの劣化も懸念されるため、ご予算や屋根の状態に合わせて適切な工事を実施ください。30年目になるとルーフィングも寿命にきていますから葺き替えかカバー工法が必要です。

 

屋根は下からでは状態を見ることができません。また、年数が経っている屋根は汚れもたくさん付着して滑りやすくなっています。屋根に登るのは非常に危険ですから絶対に避けてください。

 

当社は無料で建物診断を実施しております。屋根の状態が知りたい方はぜひ当社の無料診断をご利用ください。診断後は屋根の状態のご報告や最適な工事プランとお見積りをご提案させていただきます。

 

詳しくはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

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  • 労働安全衛生法による技能講習終了
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