外壁塗装と一緒に行っておきたい雨どいのメンテナンス

投稿日:2022年2月28日  更新日:2022年3月2日

外壁塗装は足場を組んで工事を行います。

足場があることで普段できない高い場所のメンテナンスが行えますから、建物を維持していくためにも効率良く工事することをお勧めします。

 

外壁塗装の時に一緒に行っておきたいのが雨樋のメンテナンスです。

雨樋は雨水を排水するための設備です。

 

大屋根にある雨樋は足場がないとメンテナンスができませんので、足場を組む外壁塗装のタイミングで行うのがベストです。

 

それでは、今回は外壁塗装と一緒に行っておきたい雨樋のメンテナンスについてを解説していきます。

 

【雨どいは何ためにある?】

雨樋の画像

 

雨樋は屋根の軒先と外壁に取り付けられている排水設備です。

雨樋は屋根から流れる雨水を集めて地面に排水する役割があります。

 

普段は雨樋があることが当たり前で気にしたことがないかもしれませんが、雨樋がないと屋根から雨水が落下し、建物を汚したり、地面を抉ったりなどの問題を起こします。

 

2階建てだと7mほどの高さがありますので、その高さから雨が落ちてくると相当な音を立てるでしょう。

外壁にクラックがあると外壁を伝う雨水が染み込んできてしまう恐れがあり、最悪は雨漏りしてしまいます。

泥が跳ねることで建物は汚れがつき劣化を早めますから、雨樋は建物を維持していくためにも必要な排水設備です。

 

【雨どいの劣化症状と放置するリスク】

雨樋の画像

 

雨樋は経年劣化してきますので、定期的にメンテナンスが必要です。

劣化した雨樋は以下の症状がでてきます。

 

・継手の外れ

・金具の破損

・雨どいの破損

・雨どいの脱落

・勾配のずれや歪み

・ゴミ詰まり

 

雨樋は上記の劣化症状があり、そのままにしておくと水漏れや雨樋の飛散などを起こす可能性があります。

雨樋は軒樋や縦樋、集水器の他にエルボや継ぎ手、曲がりなどの複数の部材が接合して構成されています。

 

この雨樋の接合部は経年劣化で隙間が生じたり、破損したりしますので、状態には注意しておきたいところです。

雨樋は風にあおられますから、もし雨樋が破損して飛ばされてしまうと周りの建物や車を傷つけてしまう恐れがあります。

 

前述したように雨樋はいくつもの部材を接合して取り付けてありますから、不具合を起こす場所も接合部のところが多いです。

年数が経てばどうしても劣化はしてきますので、不具合を起こしやすい接合部の状態には注意しておきましょう。

 

雨樋の症状や部材についてはこちらの「雨どい、こんな症状が出たら要注意!」もご参考にしてください。

 

【雨どいメンテナンス時期と修理方法】

雨樋の画像

 

多くの住宅に普及している塩ビ製や合成樹脂製の雨どいは10~15年ほど経ってくると劣化してきます。

雨どいメンテナンス時期は種類によって違いますが、10年ほどを目安に点検しておくことをおすすめします。

 

雨どいはかならずすべて交換しなければいけないというわけではなく、状態に合わせて適切な修理方法を取ることが大切です。

 

修理は以下の方法があります。

 

・部分補修

・全交換

・雨どいの清掃

・雨どいの塗装

 

それでは各方法がどんな修理になるかお伝えしていきます。

 

【部分補修】

部分補修は以下の修理が該当します。

 

・部材交換

・接合部の補修

・金具交換

・軒樋の歪み補修

 

この中で部材や金具交換は、もともとある雨どいと類似する部材(または後継機種)がなければできない修理です。

雨どいにもサイズや形状があり、部材交換するには同じものを使う必要があります。

 

雨どいの部材は10年以上経つと廃盤になってしまうことがありますから、部材や金具交換をする場合は、まず適合する部材が調達できるか確認が必要です。

 

ロングセラー品や昔からある規格サイズの雨どいなら部材の生産も長く継続されていますから、もし雨どいを新しくするという方は、部分補修がしやすい種類の雨どいを選択するのもいいでしょう。

 

【全交換】

部材が廃盤していたり、軒樋が歪んで修復不可能など部分補修ができない場合は、雨どいを全部交換することになります。

雨どいは以下の種類があります。

 

・塩ビ製

・合成樹脂製

・銅製

・ガルバリウム

 

他にもアルミやステンレスもありますが、一般住宅にはあまり採用されていないので今回は割愛させていただきます。

上記の種類の中で多く普及しているのは塩ビ製と合成樹脂製です。

 

この二種類はコストが安く、柔軟性に優れています。

耐久性を重視する場合は合成樹脂製を選ぶのがおすすめです。

 

雨どい修理や費用についてはこちらの「雨どい工事(修理・交換)」をご覧ください。

 

【雨どいの清掃】

軒樋や集水器に落ち葉や砂などが溜まってしまうと水詰まりを起こします。

排水が滞り雨量が多いと水が溢れてきてしまいますから、定期的に清掃しておくことが大切です。

 

高い場所はゴミが溜まっているか確認することができないのと、高所作業で落下の恐れがありますので、業者に点検と清掃を依頼することをおすすめします。

また、ゴミが入らないように軒樋にネットを取り付けておくのもおすすめです。

 

【雨どいの塗装】

経年劣化した雨どいは色褪せてきます。

塩ビ製や合成樹脂製の雨どいは色褪せると白くぼやけた色になりますので、建物の美観性を落としてしまいます。

清掃や補修なども含めて塗装も一緒に行っておくと効率的です。

 

外壁塗装についてはこちらから

 

【雨どい修理は足場が必要な工事と一緒がコストもお得】

雨樋の画像

 

作業範囲や場所によっては、雨どい修理に足場が必要になります。

足場は設置ごとに費用がかかり、1回の設置に20万円ほどと高額です。

 

足場を組む工事を行う場合は、できるだけまとめてメンテナンスしておくのがコストの節約になります。

足場が必要な工事を別々に行ってしまうと設置した分の足場代がかかってしまいますから、足場の設置1回で工事を済ませられる方が当然ですがコストは安くなります。

 

雨どい修理をするときは、他の足場が必要な工事も一緒に行っておくことがおすすめです。

外壁塗装や屋根工事など定期的に必要になるメンテナンス工事もセットで雨どい修理をご検討ください。

 

屋根工事についてはこちらから

 

【工事を行う前に建物点検を実施しましょう!】

雨樋の画像

 

建物を維持していくためにはメンテナンスが必要ですが、工事を行うタイミングは中々判断がつきにくいかと思います。

 

建物を見ただけでは劣化しているのか、単に汚れているだけなのか一般の方が見極めるのは難しいです。

当社は無料で建物診断を実施しておりますので、お家のことでなにかお困りのことがございましたらぜひご相談ください。

 

実際に建物の状態を診断し、どんな劣化症状がでているか、そのままにしておくとどんな被害が起きるのかなどをご説明させていただきます。

 

メンテナンススケジュールやお客様にあった工事プランもご提案させていただきますので、気になることがございましたらお気軽にお声がけください。

 

無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

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  • 外壁診断士
  • 有機溶剤作業主任者
  • 高所作業車技能講習終了
  • 足場の組立作業責任者
  • 安全衛生教育修了
  • 労働安全衛生法による技能講習終了
  • 他、多数

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