シーリング工事とは?外壁塗装と一緒にメンテナンスしておきたい防水工事

投稿日:2022年2月27日  更新日:2022年2月28日

塗装は建物を維持管理するために必要なメンテナンスですが、メンテナンスしておくのはこれだけではありません。

塗装と一緒に行っておきたいのがシーリング工事です。

 

シーリングは建物の防水を担う大切な施工なので、年数が経っていましたら新しくしておくことをおすすめします。

今回はシーリング工事についてを解説していきます。

 

【シーリング工事とは】

コーキング打ちの画像

 

シーリング工事とは、シーリング剤を使った防水工事のことです。

建物は部材の取り合い部など隙間が生じますので、隙間を埋めて防水しておかなければなりません。

 

この防水工事に使うのがシーリング剤です。

シーリングはコーキングとも呼び、正しくは同じシーリング剤でも区別はあるのですが、ほとんど同じものとして扱われています。(ここではシーリングと呼ばせていただきます)

 

シーリングはシリコンやウレタンなどの樹脂を原料とする防水剤です。

粘着性があり、固まるとゴムのように弾力性がでる特徴があります。

 

硬化前は粘り気のある液体のため、場所を選ばずに充填することができます。

水はわずかな隙間からでも入ってきますので、シーリングを打って隙間を塞ぎ、雨漏りを防ぎます。

また、ゴムのように弾力性がありますので、サイディングの目地の緩衝材としても使われます。

 

【シーリングが打たれているところ】

シーリングの画像

 

シーリングが打たれているところは以下の場所があります。

 

・サッシや玄関などの開口部まわり

・サイディングやALCなどの目地

・ガラリや配管引き込み部などの取り合い部

・破風板の継ぎ目

・ドレンなどのベランダ防水

など

 

建物は完全に隙間なく組まれているわけではありません。

どうしても隙間が生じますので、水が入らないように隙間を埋めておく必要があります。

 

目に見えないような隙間でも水は入り、毛細管現象のような水を吸い上げて屋内に入り込むこともあるため、シーリング剤を打って防水しておかなければ建物は雨漏りしてしまいます。

 

シーリングが使われているところは上記で挙げた箇所です。

シーリングはあまり馴染みがなく普段目に入るところではないかもしれません。

 

しかし、シーリングが打たれているところは、建物を維持していくためにとても重要なところになりますので、状態には注意しておきましょう。

 

当社は無料で建物診断を実施しておりますので、お家のことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。

 

無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

雨漏りを放置する危険性についてはこちらの「雨漏りを放置すると危険!」をご覧ください。

 

【シーリングが古くなっているとどうなる?雨漏りの危険性】

シーリングの画像

 

それではシーリングが古くなるとどんな被害がでるかをお伝えしていきます。

前述したように建物の防水を担っていますので、シーリングが古くなっていると雨漏りのリスクが高くなります。

シーリングが劣化すると以下の症状が現れてきます。

 

・ひび割れ

・破断

・亀裂

・浮き

・剥がれ

 

このような劣化症状があると水は屋内に入ってきます。

入ってくる水はわずかな量だとしても確実に建物内を濡らしていきますので、木造の建物だと柱や土台、梁などの大切な構造体を腐食させてしまう恐れがあります。

 

また、雨漏りの被害は木造に限ったことではありません。

鉄骨造は鉄骨柱などを錆らせる原因になりますし、鉄筋コンクリートはコンクリート内部にある鉄筋の錆やコンクリートの爆裂を起こす恐れがあります。

 

雨漏りによる被害は大きく、原因を特定する難しさや大規模工事によるコストの負担があるため、なるべく雨漏りを起こさないことです。

 

そのためにもシーリングが古くなっていたり、ある程度年数が経っていたりしたら新しくメンテナンスすることが大切です。

 

雨漏りについてはこちらの「雨漏りスピード補修」をご覧ください。

 

【シーリングの耐用年数とメンテナンス時期】

シーリングの画像

 

シーリングを定期的にメンテナンスしておくことはわかるとしても、いつ頃にメンテナンスするのがベストか気になるところだと思います。

 

普段から劣化症状が出ていないか見ておくことも大切ですが、なかなか状態の変化に気がつくのは難しいかもしれません。

 

目安にはなりますが、シーリングの耐用年数は5~10年ほどです。

メンテナンスのタイミングを逃さないためにも劣化症状の他にこれまで経った年数もメンテナンスする時期の目安にしましょう。

 

【長寿命なシーリング剤もあります】

 

シーリング剤の耐用年数は5~10年ほどと外壁塗装よりもやや短いもの。

日差しが強く当たるところなど場所によっても劣化の進行は違いますから、条件が悪いことを前提にすると耐用年数は5年ほどと、これだとかなり短く感じてしまうかもしれません。

 

しかし、現在では耐用年数の長い長寿命なシーリング剤も出ております。

当社がおすすめするオートンイクシードは耐用年数が20~30年と優れた耐久性を発揮するシーリング剤です。

 

耐久性の高いフッ素塗装をしている場合は、シーリング材の保ちも長いとメンテナンススケジュールを合わせることができますので、建物に用いられているものの耐用年数に合わせてシーリング剤も選ぶことをおすすめします。

 

オートンイクシードについてはこちらから

 

【シーリングのメンテナンスは外壁塗装とご一緒に】

中塗り工事

 

ここまでシーリング工事についてお伝えしてきました。

はじめにお伝えしたとおり、シーリング工事は建物の防水には欠かせないメンテナンスです。

 

シーリングが古くなっていると水が屋内に入ってきてしまい、建物の状態を悪くさせるばかりか、室内にまで水が流れてくると普段の生活の妨げになります。

 

シーリング工事は高所作業も含まれるため、工事をするときは外壁や屋根の塗装と一緒に行っておくことをおすすめします。

 

足場は設置ごとに費用が掛かりますので、できるだけ1回の工事でまとめて行っておくのがコストの節約になります。

これから塗装工事を考えている方は、効率良く建物のメンテナスができるようにシーリング工事もご一緒にご検討ください。

 

足場とコストについてはこちらの「屋根と外壁はセットがお得」をご覧ください。

 

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