屋根葺き替えをオススメする理由
投稿日:2019年12月8日 更新日:2023年9月14日
建物は常に風雨などにさらされています。
その建物の中でも影響を受けやすい部材が屋根です。
屋根は建物の傘のようなものでして、太陽光や雨、風などから私たちの生活を守ってくれています。
このような過酷な環境にさらされているため、年数が経過した分だけダメージを負い、それに応じてメンテナンスをしなければいけません。
20年ほど経過した屋根はルーフィング(防水紙)の寿命を迎えますので、屋根を新しくする「葺き替え」や「カバー工事」をご検討していただくことになります。
本日は屋根リフォームの一つ、「屋根葺き替え」をオススメする理由や葺き替えにオススメの屋根材をご紹介したいと思います!
【屋根葺き替え工事とは?】
屋根葺き替え工事とは、数ある屋根リフォームの中で下地材やルーフィングなど屋根全体を修繕、機能向上を図ることができるリフォーム工事です。
どのような工事内容かというと、現在の屋根を解体し、その後に下地材から屋根を新しくしていく工事となっています。
葺き替え工事はよくカバー工法と比較されますが、現在の屋根を解体するため、カバー工法よりも建物への負担が少なく屋根を新しくできます。
それでは、屋根葺き替え工事をお勧めする理由について、次にお伝えいたします。
屋根葺き替え工事についてはこちらの「屋根葺き替え工事とは?メリット・デメリットを詳しく解説します!」もご参考にしてください。
【屋根葺き替えをオススメする理由】
【現在の屋根が瓦の場合】
葺き替えをオススメする理由の1つが「現在、瓦の屋根の場合」です。
瓦はとても頑丈で50年以上保つと言われるくらい耐久性に優れていますが、その分だけ重量があります。
そのため、現在の屋根が瓦の場合は、カバー工法で施工することはできず、屋根を新しくするには葺き替え工事を行う必要があります。
また、現在のお住まいは屋根に太陽光パネルを載せているところも多くあります。
太陽光パネルを載せている屋根もカバー工法ができないため、葺き替え工事をオススメしています。
【屋根材の劣化が激しい場合】
葺き替えをオススメする理由2つ目が「屋根材の劣化が激しい場合」です。
屋根材の劣化が進んでしまっている場合もカバー工法で施工することはできません。
また、雨漏りを起こしている場合も根本的な解決になりませんので、カバー工法ではなく葺き替え工事をオススメしております。
カバー工法で注意していただきたいのが、既存屋根が新しい屋根に覆われてしまうということです。
もちろん既存屋根に問題がなければ心配ありませんが、劣化が進んでしまっている場合や雨漏りしている場合は、問題を残したまま屋根を被せることになるため、後々不具合が起きるリスクが高く、修理するにしてもせっかく作った屋根を解体しなければ修理できません。
その点、葺き替え工事は既存屋根を解体して下地から新しくしていくため、万が一下地が傷んでいたり、腐食を起こしていたりしても、今後不具合がないように修繕することが可能です。
カバー工法をオススメしている場合もあります。
詳しくはこちらの「屋根カバー工事をオススメする理由」で詳しく解説しておりますので、良ければこちらもご覧ください。
【屋根葺き替えにオススメの屋根材】
葺き替え工事は建物への負担が少ないため、選べる屋根材に制限がありません。
ですが、もし現在の屋根が瓦だとしたら、耐震性が向上する軽量な屋根材を選ぶことをオススメします。
ここでは葺き替え工事にオススメの屋根材をご紹介させていただきます。
【スレート】
スレートはセメントを原料とする屋根材でして、現在の戸建て住宅の屋根に多く採用されている一般的な屋根材です。
普及率が高いため、製品のバリエーションが豊富でして、価格も安価なものからハイグレードなものまで揃っています。
リーズナブルで安定した性能を重視している方は、スレートがオススメです!
【ガルバリウム鋼板・ジンカリウム鋼板】
ガルバリウム鋼板は、現在の金属建材で主流の金属です。
アルミ、亜鉛、シリコンを組み合わせたメッキ層を持つ鋼板でして、従来のトタン(亜鉛メッキ鋼板)よりも錆びにくく、優れた耐久性を持っています。
ほとんど構成が同じなジンカリウム鋼板もあります。
ガルバリウム鋼板やジンカリウム鋼板は、スレートよりもさらに軽量ですので、耐震性の向上を図れます。
【アスファルトシングル】
アスファルトシングルは、アスファルトを含浸させたガラス繊維を基材に持つ屋根材です。
天然石を吹き付けた意匠性に優れるデザインのシングル材もあります。
また、カッターでカットできるほど加工性が良く、折り曲げても割れない非常に優れた柔軟性を持ちます。
金属屋根よりもやや重くなりますが、アスファルトシングルも軽量ですから、耐震性の向上を図れます。
【葺き替えのメリットは建物への負担が少ないこと】
葺き替え工事はカバー工法にはない大きなメリットがあります。
それは以下の3つです。
・建物への負担が少なく、耐震性を高めることができる
・下地から修繕できるため、雨漏りのリスクを防ぐ
・制限なく屋根材を選べる
カバー工法よりも葺き替えのほうがコストは掛かりますが、長期的に考えると葺き替え工事で行った屋根のほうが長持ちします。
お客様のご要望などでも適した工事方法が変わってきますので、屋根リフォームをお考えの方はお気軽にご相談ください。
無料診断はこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
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