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お住まいのメンテナンスをお考えの際、塗装の他にコーキングの打ち直しも忘れてはいけません。

コーキングは建物内に水が侵入してくるのを防ぐために重要な役割を担っています。

 

塗装が必要になる頃にはコーキングも同じように劣化しています。

そのまま放っておくと雨漏りにつながる危険性がありますので、コーキングも適切な時期にメンテナンスしましょう。

 

本記事ではコーキングのメンテナンスはどうして必要なのか、詳しくご説明したいと思います。

 

コーキングは樹脂を原料とする充填材です。

外壁の目地や窓まわり、軒天井と外壁の取り合い部など建物に生じる隙間を塞ぐためにコーキングが打設してあります。

 

水はわずかな隙間からでも流れ込みます。

ほんのちょっとの隙間なら大丈夫、と思われるかもしれませんが、雨に長い時間さらされれば建物の劣化は当然早まります。

コーキングはこのような水による劣化を防ぐために建物の防水性を保つ役割を担っています。

 

コーキングのことをシーリングとも呼んでいます。

名称は違いますが、一般的なリフォーム工事では同じ意味で扱っています。

まぎらわしいかもしれませんが、シーリングと言っていたらコーキングのことと思っていて問題ありません。

 

関連記事：シーリング工事とは？外壁塗装と一緒にメンテナンスしておきたい防水工事

 

つづいてコーキングをメンテナンスする必要性についてご説明します。

 

コーキングをメンテナンスする必要性は以下の2つがあります。

 

① 建物の防水性を保つため

② 緩衝材として機能を保つため

 

これらの点についてご説明いたします。

 

前項でもお話ししたように、水の侵入を防いで建物の防水性を保つことがコーキングの重要な役割の一つです。

とくに窓まわりは雨漏りの原因となりやすいので、適切な時期にメンテナンスを行うことが求められます。

 

建物に受ける衝撃を緩和させる緩衝材としてもコーキングは役立っています。

材質がゴムのように伸び縮みし、地震などの揺れに追従して衝撃を緩和させる効果があります。

 

ボード形状のサイディングは、お互いが干渉しないように目地を設けています。

この目地にはコーキングが打設してあり、建物の揺れに追従して外壁のクラックや破損を防いでいます。

また、地震などの揺れだけでなく、外壁そのものの膨張・収縮による動きにもコーキングは追従して外壁の破損を防いでいます。

 

関連記事：サイディングやタイルにある外壁の目地とは？

 

コーキングのメンテナンスは必要かと問われれば、外壁塗装と同じくらいに絶対に必要なメンテナンスと言えます。

コーキングをメンテナンスする必要性は前項でお伝えしました。

こちらの項ではコーキングを傷んだままにしておくことで起こる被害についてです。

 

コーキングを傷んだままにしておくと以下の3つのリスクがあります。

 

リスク① 建物の劣化が早まる

リスク② 雨漏りを引き起こすリスクが高まる

リスク③ 腐食やシロアリ被害にあうリスクがある

 

上記のリスクについてご説明いたします。

 

水に触れつづける状況は建物の劣化を早めることになります。

建物の構造体は防水紙に覆われているため、外側から侵入した水がすぐに構造体を濡らすわけではありません。

 

防水紙の耐用年数は20〜30年程度となっています。

しかし、水に触れる状況がつづくと想定している耐用年数よりも早くに劣化が進んで、次第に機能しなくなります。

 

コーキングの劣化によって発生する最も深刻と言えるのが雨漏りです。

雨漏りは単に建物が濡れてしまうというよりも建物を保つ構造体を脆弱化させ、寿命をグッと縮めてしまう危険性があることです。

構造体まで被害を受けてしまうと修理費の負担も大きくなります。

 

雨漏りがあると湿気や水気を帯びるようになります。

柱や土台といった大事な構造体の腐食が始まり、建物を脆弱化させてしまいます。

 

また、多湿な環境はシロアリを寄せ付けます。

シロアリは濡れた木材を好み、建物内に侵入すると多大な被害を与えます。

気づいたときには大部分が食べられてしまっていますので、シロアリを寄せ付ける環境をつくらないことが大切です。

 

外壁塗装が必要になる頃にはコーキングもメンテナンスが必要です。

外壁塗装を行われる際は、コーキングもご一緒に行っていただくことをおすすめします。

 

コーキングの一般的な寿命は10年ほどです。

太陽の紫外線に弱いため、日差しの強い東向きや南向きはコーキングの劣化が顕著に見られる傾向です。

 

劣化が進むとひび割れや破断、縮み、剥離といった症状が現れてきます。

10年くらいが症状の現れる目安なので、このあたりでメンテナンスをご計画ください。

 

いかがでしたか？

コーキングは建物の防水性を保つ大事な役割を担っています。

 

外壁塗装だけしておけばいいというものではありません。

コーキングを傷んだままにしておけば、塗装したとしてもコーキングのところで不具合が生じて塗装が剥がれてしまう可能性があります。

 

お住まいのメンテナンスをご計画される際は、外壁塗装と一緒にコーキングもメンテナンスを行いください。

現在では塗料の技術も向上して10年以上も耐久するものが増えております。

 

当店では高耐久のコーキングもご用意しております。

塗料に合わせてコーキングも耐久性の高いものをぜひご検討してみてください。

 

高耐久コーキングについてはこちらの「オートンイクシード」でご紹介しております。

 

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