付帯部に含まれるところは?外壁と一緒に塗装をした方がいい理由
投稿日:2022年4月28日 更新日:2022年4月29日
目次
塗装工事というと屋根や外壁を思い浮かべるかもしれません。
しかし、建物には他にもいろいろな部材があります。
塗装工事では外壁や屋根以外のところを付帯部と呼んでいます。
見積もりにも付帯部と書かれていることがあります。
付帯部と書かれているだけでは、どこのところを指しているか具体的にはわかりませんよね。
なるべく付帯部については細かく場所を示すことが大事ですが、付帯部に含まれているところがわかっていないと確かめようがないかと思います。
そこで、今回は塗装工事に含む付帯部の場所や塗装の必要性などをお伝えしていきます。
【付帯部とはどこのこと?】
はじめにもお伝えしましたが付帯部は外壁や屋根以外のところです。
建物は雨樋や破風板、軒天井、シャッター、出窓、ベランダ、などいろいろな部材や部位があります。(付帯部に含まれる場所は後述します)
塗装工事ではこういった付帯部のところも塗装をするのが基本です。
付帯部は建物によって違いますから、塗装工事をする際は自分の建物にある付帯部を把握しておくことが大切です。
塗装工事は外壁や屋根がメインに感じるかもしれません。
付帯部という名前からしてもどうしてもついでに塗装するといった印象を受けてしまいますが、具体的には後述しますが付帯部も塗装をしないといろいろと不具合を起こしてしまいますので塗装工事をする際は付帯部も忘れずに塗装しておくことをおすすめします。
それでは次に外壁と一緒に付帯部も塗装をした方がいい理由についてお伝えしていきます。
【付帯部は外壁と一緒に塗装した方がいいの?】
建物は風雨にさらされて経年劣化していくもの。
それはなにも外壁や屋根だけにかぎったことではありません。
雨樋やシャッター、軒天井、破風板などの付帯部も同じように経年劣化してくるため、定期的にメンテナンスが必要です。
塗装の目的は美観性の保持と建物を風雨から守り性能を維持するためです。
付帯部もその塗装の目的に漏れず、色あせによる美観性の低下、経年劣化による摩耗が原因の破損など、メンテナンスをしないとさまざまな被害を受ける可能性があります。
このため付帯部も外壁や屋根と同様に定期的に塗装が必要ということです。
外壁と一緒に塗装を行った方がいい理由は以下の3つがあります。
・性能や美観を維持するため
・コストの節約のため
・メンテナンススケジュールをずらさないため
性能や美観を維持するのは前述した通り、経年劣化で色あせや破損が起きるためです。
コストは塗装する範囲が広くなる分だけ上がると思われるかもしれませんが、いずれ付帯部のメンテナンスが必要になるのに別々に工事をしてしまうと工事ごとに足場代がかかり、1回で工事を済ますよりも足場を設置した分だけコストが上がってしまいます。
足場代は15〜25万円ほどですから、1回の工事なら15〜25万円、2回工事をするなら30〜50万円、3回工事をするなら45〜75万円と回数が増える分、費用が高くなっていきます。
足場を設置する工事はまとめて工事を行ってできるだけ足場設置の回数を減らすことがメンテナンスにかかるトータルコストの節約になります。
足場とコストについてはこちらの「屋根と外壁はセットがお得」をご覧ください。
性能維持やコストの他にメンテナンススケジュールがずれてしまうのも付帯部と外壁を一緒に塗装した方がいい理由の一つです。
塗装をしなければそのまま劣化し続けることになりますので、次にメンテナンスするタイミングがズレてしまいます。
同じタイミングでメンテナンスをしておけばある程度劣化進行を合わせることができ、中途半端なタイミングで工事をしないで済みます。
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。
【付帯部に含まれる箇所と注意しておくポイント】
付帯部に含まれるところを以下にまとめました。
箇所ごとに劣化症状や古いままにしておくリスクについてを書きましたので、これから塗装工事をする際のご参考にしてください。
【破風板、鼻隠し】
破風板は屋根の妻側に取り付けられている板。
鼻隠しは屋根の軒側に取り付けられている板のことです。
ここは木材や窯業ボード、ケイカル板など建物によって使われている素材が違います。
木材だと塗装が劣化していると水が染み込み腐食を起こすため注意が必要です。
また、ケイカル板や窯業ボードも腐食はしませんが、水が染み込むと脆くなって破損する恐れがありますので、いずれも定期的に塗装をしておく必要があります。
【軒天井】
軒天井は屋根の天井部分のところを指します。
ここは合板、ケイカル板、窯業ボードなど使用される素材が建物によって違いますが、現在の住宅に多いのはケイカル板です。
合板の場合は塗装が劣化していると水が染み込み腐食を起こします。
また、軒天井は湿気がこもりやすいため、コケやカビが発生し、直接雨に当たることはありませんが、痛みが出やすい場所です。
湿気対策で透湿性のある塗料がおすすめです。
【霧除け】
霧除けは庇のことです。
ここは板金が張られていますので、錆には注意が必要です。
ケレン後に錆止めを塗布しておくと保ちが良くなります。
【雨樋】
屋根から流れる雨を地面に排水する部材が雨樋です。
主流なのは塩ビ製の雨樋で、現在のほとんどの住宅に採用されています。
劣化すると色あせてくるため、美観性が落ちてきます。
塗装で外壁がきれいなっても雨樋が色あせていると古くなっているところが目立つため中途半端な外観になってしまいます。
塗装をする際は雨樋も一緒に塗装することをおすすめします。
【雨戸、戸袋、シャッター】
枠のところはアルミ製が多いですが、雨戸や戸袋の正面の板やシャッターボックスは鋼板製になっているものもあります。
経年劣化で白くあせてきますので、雨樋と同様に外壁と一緒に塗装することをおすすめします。
【水切り、ガラリ(換気フード)、配管、フェンス、ベランダ笠木などの鉄部】
水切りは外壁の下部や境界に取り付けられている鉄部材です。
鉄部はその他にもガラリ(換気フード)、配管、フェンス、ベランダ笠木などがあります。
塗装が劣化すると下地が露出し、酸化(錆びること)します。
錆が広がると朽ちてしまい補修が難しくなりますので、錆が発生する前に塗装することが大切です。
【濡れ縁、ウッドデッキ】
木製の濡れ縁やウッドデッキは定期的に塗装をしておかないと腐食を起こしてしまいます。
また、腐食の他にシロアリを寄せ付ける原因となりますのでご注意ください。
木目を活かしたい方はオイル塗装にすると木目を損なうことなく塗装ができ、撥水性の向上にもなります。
無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
【塗装工事をする際は含まれている付帯部をよく確認しましょう!】
ここまで付帯部についてお伝えしてきました。
付帯部は建物によって違うため、塗装工事を行う際は自分でも付帯部がどこなのか把握している必要があります。
塗装する箇所は見積もりに書かれていますので、契約前によく内容を確認しましょう。
もし、含まれていない付帯部があると塗装されずに古いまま残ってしまいます。
工事が始まってから気がついた場合、追加料金が発生するなどトラブルに発展する恐れがありますから事前に気付けることが大事です。
見積もりについてはこちらの「料金について」でもお伝えしておりますのでご参考にしてください。
付帯部も外壁や屋根と同じように経年劣化してくるため、定期的にメンテナンスが必要です。
当然のことですが、付帯部のところが破損すると建物の性能が落ちるだけでなく、不具合を起こしたり、劣化を早める原因になる可能性もあるため不要なものではありません。
これからも長く建物を維持していくためには全体的にメンテナンスが必要ですから、劣化には注意して適切なタイミングでメンテナンスをしましょう。
“mu”
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