外壁塗装の耐久性は塗料の種類で違う。知っておきたいポイント
投稿日:2021年11月30日 更新日:2021年12月1日
目次
外壁塗装はどれくらい保つ?
こんな疑問が浮かんだ方もいらっしゃるのではないでしょうか?
外壁塗装は塗料の種類や施工の仕方で耐久性が変わってきます。
ここでは外壁塗装で使う塗料の種類や耐久性、知っておきたいポイントについて解説していきたいと思います!
【外壁塗装の耐用年数は10年ほどが目安】
外壁塗装の耐用年数は10年ほどが目安です。
このくらいの年数が経ってくると様々な劣化症状がでてきますので、一度塗装業者に塗装の状態を見てもらうことをお勧めします。
劣化症状についてはこちらの「こんな症状には要注意」をご覧ください。
当社の無料診断についてはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。
【塗料の種類と耐用年数】
外壁塗装の耐久性は塗料の種類で変わります。
これから塗装工事をご検討している方は塗料の違いについて知っておきましょう。
外壁の塗料はたくさん種類がありますが、何が違うかというと塗料に配合される樹脂が違います。
建物に使う塗料は、樹脂と顔料、添加剤、硬化剤を配合して構成されています。
この樹脂の違いで塗装の耐久性と金額が変わります。
以下に塗料の種類と耐久性をお伝えしておりますのでご覧ください。
【ウレタン塗料】
シリコン塗料が主流になる前はウレタン塗料が主流でした。
汚れにくさや色褪せしにくい塗料ではありますが、シリコンやフッ素と比べると性能は落ちます。
耐用年数は7~10年ほど、外壁は性能の高い塗料で行い、付帯部は金額を抑えるためにウレタンを選ぶなど、予算に合わせて使い分けることがあります。
【シリコン塗料】
現在主流となっている塗料です。
汚れにくさ、色褪せしにくさ、など耐久性が高く、金額のバランスも優れています。
どの塗料を選んだらいいか迷った場合は、コストパフォーマンスに優れるシリコン塗料を選べば間違いがないです。
耐用年数は10~15年ほど、防藻性や防カビ性の性能も高いです。
【フッ素】
公共建築にも使われる高い耐久性を誇る塗料です。
最近では住宅用も多く普及するようになりました。
長く塗装を保たせたいという方にお勧めです。
耐用年数は15~20年ほどです。
【ラジカル制御式】
ラジカル制御式塗料は、塗料の劣化原因となる紫外線に対して耐性のある塗料で、シリコン同等以上の耐久性を持っています。
塗料を劣化させる因子、ラジカルを抑制し、樹脂結合の破壊を防ぎます。
耐用年数は13~16年ほどです。
【無機塗料】
無機成分を配合した耐久性に優れる塗料です。
無機成分を配合することで紫外線に強く劣化が起こりにくくなり塗装が長持ちします。
金額は高いですが、長期的に維持できるためメンテナンスサイクルが長くなり、トータルコストが安くなることが期待できます。
塗料の種類についてはこちらの「塗料について」をご覧ください。
【外壁塗装は施工の仕方でも耐久性が変わる】
外壁塗装の耐久性が変わるのは塗料の種類が違うだけではありません。
施工の仕方で塗装は耐久性が高くなったり、落ちたりします。
塗装の工程で最も大切なのは下地処理です。
外壁塗装で使う塗料は前述したように樹脂と顔料、添加剤、硬化剤を配合して構成しているため、硬化すると塗膜を形成します。
この塗膜が下地に密着していることで塗装は維持できるため、いくら耐久性の高い塗料で塗装をしても下地に密着していなかったら、塗装は短い期間しか保ちません。
下地処理のケレンは塗布面に付着する汚れや古い塗装を除去し、塗装が密着しやすくなるように下地を調整します。
このため下地処理が適切に行われていないと塗装の耐久性は落ちてしまい長持ちしませんので、塗料の種類だけでなく施工の仕方にも注意しておきましょう。
下地処理についてはこちらの「施工の際の下地処理」をご覧ください。
【外壁塗装と一緒に行っておきたいメンテナンス】
建物のメンテナンスは外壁塗装だけ行っておけばいいというわけではありません。
ここでは外壁塗装と一緒に行っておきたいメンテナンスについてお伝えしていきます。
【コーキングの打ち替え】
コーキングは建物の防水にとても大切なメンテナンスです。
コーキングが打たれている箇所はサイディングの目地、窓や玄関などの開口部、ガラリなどの部材の取り合い部、軒天井や破風板など複数箇所あります。
コーキングの耐用年数は5~10年ほどで、メンテナンスを行うときは外壁塗装と作業が被るところが多いですので、このタイミングでコーキングも新しくしておくことをお勧めします。
【防水塗装】
ベランダの防水は年数が経過すると劣化して防水性が落ちてきますので、メンテナンスをして防水性を向上させておくことが大切です。
ベランダ防水は雨漏りを起こしやすい場所なため、目に見えにくい場所で建物の美観に影響してこないとはいえ、そのまま放置するのは避けましょう。
防水施工は工法に違いがあり、FRP防水やウレタン防水、シート防水などがあります。
建物に適した工法を採用することが大切ですので、防水工事をご検討している方は専門業者に状態を見てもらいましょう。
防水工事についてはこちらの「屋上・ベランダ防水工事」をご覧ください。
【屋根塗装】
屋根は風雨にさらされ、太陽の紫外線も受ける場所です。
劣化を起こした状態は建物の美観性だけでなく、防水面でも注意しておかなければいけません。
下からでは状態を確認することができないため、劣化に気がつかないまま放置してしまうことも。
屋根は建物に欠かせない構造体ですので、定期的に点検を行いメンテナンスしましょう。
屋根塗装は足場を組みますので、トータルコストの節約のために外壁塗装と一緒に行うのがお勧めです。
足場についてはこちらの「屋根と外壁はセットでお得」をご覧ください。
【塗装を長持ちさせるには】
塗装を長持ちさせるためには、できるだけ汚れがついていない状態にしておくことです。
植栽が近くにあると苔が発生しやすくなりますので、植物が外壁に触れていたり、近くにあったりするときは、影響がでないように剪定しておくことをお勧めします。
また、汚れは定期的に水洗いしましょう。
ただし、高圧洗浄だと塗装や劣化しているところを傷めてしまう恐れがありますので、圧力はかけないことが大切です。
塗装の性能が維持できていると水と一緒に汚れも洗い流れていきますので、外壁を痛めてしまうような清掃は避けましょう。
当社は建物のメンテナンス工事を承っておりますので、メンテナンスのことでなにかお困りのことがございましたらお気軽にご相談ください。
当社についてはこちらの「当社の強み」をご覧ください。
対応する工事についてはこちらの「工事メニュー」になります。
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