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外壁材にはモルタルやサイディング、ALCなど様々な種類があります。

現在主流のサイディングでも窯業系、金属系、木質系などなど。

 

本日はそのサイディングの中にある樹脂系サイディングについてご紹介したいと思います！

多く普及しているのは、窯業系と金属系でして、樹脂系サイディングは少し特殊ですが、こちらを採用しているお家もたくさんあります。

 

樹脂系サイディングも定期的なメンテナンスが必要ですので、特徴やメリット・デメリット、メンテナンス方法などポイントを押さえておきましょう！

 

サイディングは窯業系、金属系、木質系、樹脂系があります。

そもそもサイディングとは、板状の外壁材のことでして、簡単に言ってしまうと樹脂系サイディングはその樹脂版ということです

 

ただし、他のサイディングと大きく違う特徴があり、それは直接顔料を樹脂に練り込み着色されていること。

他のサイディングは、風雨などにさらされて、年数が経過するとともに色褪せてきますが、樹脂系サイディングは、色の変化が起こりにくいと言われています。

塗膜が摩耗するわけではありませんから、基本的に塗り替える必要がないということも強み。

 

樹脂系サイディングは、塩化ビニール樹脂を原料とするプラスチックの一種。

元はアメリカで製造され、カナダ、北米を中心にシェアを拡大、そして日本にも1990年代頃に入ってきました。

メリットについては後述しますが、樹脂系サイディングは凍害に強いですので、北海道などの寒冷エリアで普及しています。

 

ただし、日本全体で見ると普及率は1％程度とわずかです。

あまり認知はされていませんが、旭トステム（LIXIL）のWALL-J、ゼオン化成のゼオンサイディング、プライジェムのMasticなどのメーカーから樹脂系サイディングが販売されています。

 

種類	樹脂系サイディング	窯業系サイディング	金属系サイディング	木質系サイディング
耐久性	◎	○	◎	△
耐震性	◎	○	○	○
耐凍結性	◎	△	◎	△
耐火性	○	◎	○	△
デザイン性	△	◎	○	○
耐用年数	30年	10年	15年	10年

こちらは各サイディングの特徴をまとめた表です。

表を見ての通り、樹脂系サイディングは最も耐用年数が長くなっています。

デザイン性は難点ですが、耐震性など実用面ではかなり高い性能を誇ります。

 

金属系・窯業系のサイディングについてはこちらの「サイディングのメンテナンス方法を「金属系」と「窯業系」別に解説！」をご覧ください。

 

樹脂系サイディングのメリットはこちらです。

 

・メンテナンスによる負担が少ない

・耐久性が高く、傷がつきにくい

・塩害に強い

・凍害に強い

・軽量で耐震性に優れる

 

樹脂系サイディングはメンテナンスによる負担が少ないことが特徴に挙げられます。

窯業系サイディングとは違い、樹脂系サイディングはつなぎ目が目立たず、施工時にコーキングを使わないため、施工後のメンテナンスはありません（建物の形状により部分的に使用する場合がありますので、メンテナンス時は専門業者に点検してもらって詳細をご相談ください）。

 

また、樹脂系サイディングは樹脂を練り込んで着色されているため、基本的に塗装は不要です。

他のサイディングと比べるとメンテナンスの回数と頻度を減らすことができ、手間と費用を抑えることが可能です。

 

凍害については前述しましたが、樹脂系サイディングは吸水性が低い塩化ビニールを素材に使われておりますので、凍害になりにくく、寒冷地でも心強い外壁材とされています。

塩害についても同様に影響を受けにくい特徴があります。

 

続いて樹脂系サイディングのデメリットをご紹介します。

 

・施工できる業者が少ない

・デザインの幅が少ない

 

樹脂系サイディングのデメリットで挙げるのならこの2点でしょう。

 

普及が広がっていないということもあり、対応する業者はまだまだ多いわけではありません。

また、シェアが高い窯業系サイディングと比べて一般の方の認知度も低く、採用が少ないということは、その実績を持つ施工業者が限られ、施工費も高めに設定されている場合があります。

 

デザインの幅が少ないということも懸念点です。

ただし、下から上に段々になって張られるラップ形状の外観は、北欧スタイルやアメリカンスタイルといったデザインがお好みの方にぴったりです。

デザインは限られていますが、ポイントを押さえている？とも言えるのではないでしょうか。

 

耐用年数が長いとはいえ、外的なものから全く影響を受けないというわけではありません。

ある程度年数が経てば汚れてきますので、定期的にお手入れはしておきましょう。

 

樹脂系サイディングは塗装やコーキングのメンテナンスをしなくても大丈夫ですので、お手入れは水洗いくらいですから、お施主様ご自身で簡単にできます。

 

水洗いでは落とせない汚れは中性洗剤を使用するときれいに落ちます。

ただし、いくつか注意点がありますので、こちらについてはお気をつけください。

 

【お手入れの注意点】

・高圧洗浄は損傷につながるので水圧をかけて使用しない

・酸性洗剤、アルカリ性洗浄液、有機溶剤などは使用しない

 

お手入れするときは、必ず事前にメーカーが推奨するお手入れ方法をご確認ください。

その他、お住まいのメンテナンスのことでお困りのことがございましたら、当社もサポートいたしますので、お気軽にご相談ください。

 

ルーツは無料で建物診断を実施しております。

詳しくはこちらの「屋根・外壁0円診断」をご覧ください。

 

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