遮熱塗料はどんな効果がある?効果がないと言われてしまう理由と失敗しない遮熱塗料の選び方
投稿日:2023年4月30日 更新日:2023年4月30日
目次
屋根が熱を溜め込んでしまうのは、太陽光の波長にある近赤外線が原因です。熱は伝わる性質を持っていますので、熱が伝わりやす建物は、内部へと熱が伝わり、室温を上げてしまうでしょう。
「夏になると部屋が暑くて、エアコンもかけるから電気代も高い」
このようなお悩みがある方は、遮熱塗料で塗装することで問題を解決できるかもしれません。
遮熱塗料とは、熱の原因となる太陽光の近赤外線を効率良く反射させて、熱を溜めない効果があります。屋根の表面温度が上がりにくくなれば、室内への影響も低減され、室内環境の改善と電気代の削減が期待できます。
しかし、遮熱性能は断熱と同じくらいに効果を目で見ることはできず、実際に遮熱塗装をして体感することで効果を実感できるものです。
はじめて遮熱塗装をご検討する方は「本当に効果があるの?」と疑問にもたれるでしょう。
そこで、本日は遮熱塗料の効果や効果がないと言われてしまう理由、失敗しない遮熱塗料の選び方をお伝えしていきたいと思います。
【遮熱塗料の効果】
遮熱塗料は太陽光の近赤外線を反射して屋根の表面温度上昇を抑える効果があります。
これにより「室内温度上昇を抑える」と「電気代使用量の削減」が期待できます。
それでは一つずつ詳しく解説していきます。
【室内温度の上昇を抑える】
屋根はなにも遮るものがないため、太陽光を受けることで熱を吸収し、温度を上昇させます。熱を持った屋根は伝導によって内部に伝わり、室内の温度を上げてしまいます。遮熱塗料は近赤外線を反射させて熱の吸収を抑える効果があります。
つまり遮熱塗装した屋根の表面温度は上がりにくくなるため、伝導する熱量も減り、室内が暑くなりにくくなるということです。
遮熱塗料サーモアイを製造販売している日本ペイントは、遮熱塗料の効果検証で施工前よりも屋根表面温度が20℃削減され、室内温度は4℃削減する検証結果が出ています。遮熱塗料は建物の状態や構造によって効果が変わりますが、条件にぴったりと合う建物であれば十分に効果が期待され、室内環境の改善につながります。
サーモアイについてはこちらの「遮熱塗料 サーモアイ」をご覧ください。
【電気使用量を削減できる】
遮熱塗装すると温度上昇が抑えられるため、冷房の頻度が減り、電気代削減が期待できます。
室内温度が1℃下がることで、約10%の電気代が削減できます。
サーモアイの検証結果をもとにすると、室内温度4℃下がることで約40%の電気代が削減できるということです。
近年は電気料金が上がり、いろいろと経済的な負担が増しておりますが、遮熱塗料はこのような事情を支えてくれるのに一役買ってくれるでしょう。
【遮熱塗料は効果がないと言われてしまう理由と失敗しない遮熱塗料の選び方】
遮熱塗料は実際に体感しなければ効果を感じにくいもの。
遮熱塗料を調べると「効果がない」という声も散見されます。
それではどうして効果がないと言われてしまうのか、その理由を見ていきましょう。
【性能のばらつきと色や耐久性を重視する理由】
遮熱塗料はたくさんのメーカーが販売しており、性能や耐朽性は様々です。
一般的に価格が高いものが高性能で、安価なものは性能が低い傾向です。
遮熱塗料の性能を大きく分けると「耐久性」と「遮熱性能」の二つに分けられます。
遮熱塗料は一般塗料とは違って特性を持つ塗料ですが、建物の保護や美観の保持が求められるのは遮熱塗料も一般塗料も同じです。耐久性が低ければ劣化も促進し、すぐに塗り替えが必要になってしまうため、遮熱性能もすぐに効果が感じられなくなるでしょう。
「遮熱性能」は「高日射反射」「高放射」「低熱伝導」の3つの要素から成り立ちます。
これら3つの要素については以下の内容です。
日射反射:太陽光の赤外線領域を反射する性能
放射:冷めやすさの度合い
熱伝導:熱の伝わやすさ
この3つの要素の中で最も遮熱性能に影響が大きいのが「日射反射」です。
遮熱塗料には日射反射率が表示されておりますので、より遮熱性能を求めるなら日射反射率が高い塗料を選ぶのが望ましいです。ただし、遮熱性能が優れていても、耐久性が低ければ劣化が進行しやすいため、遮熱性能も一緒に落ちてきてしまうでしょう。
そのため遮熱性能と同じく耐久性の高さも視野に入れて塗料を選ぶことが大切です。
塗料は樹脂の種類で耐用年数が違います。
詳しくは「外壁塗装の耐久性は塗料の種類で違う。知っておきたいポイント」で詳しく解説しておりますので、良ければこちらもご覧ください。
また、遮熱塗料は色によっても遮熱効果が違います。
白色に近い色(淡色系)ほど日射反射率が高く、黒色に近い色(濃色系)ほど日射反射率が低くなります。
日射反射率が低ければ熱をよく吸収するため、遮熱効果を重視するなら淡色系を選ぶのが望ましいです。
サーモアイについてはこちらの「遮熱塗料 サーモアイ」をご覧ください。
【遮熱効果を落とす原因と持続性が重要な理由】
上述したように耐久性が低ければどんなに遮熱性能が高くてもすぐに効果は落ちてしまうでしょう。
しかし、耐久性が高くても遮熱効果が落ちてしまうケースもあります。
遮熱性能が落ちてしまう原因は「塗膜表面の汚れ」です。
塗膜表面を汚す要因は「砂埃などの自然界によるもの」と「工場や車両の排気ガスなどから排出される煤煙」です。
遮熱性能が高いことも大事ですが、さらに遮熱効果の持続性も重視しなければいけません。汚れにくい性能を備えていれば、その分だけ遮熱性能も落ちにくいということです。
【夏になると室内が暑くなるなら遮熱塗料がおすすめ!】
ここまで遮熱塗料の効果と効果がないと言われてしまう理由、塗料の選び方などをお伝えしました。
遮熱塗料をご検討している方は、ぜひ以下のポイントを重視して最適な塗料を選びましょう。
・遮熱塗料は耐久性の高さも重視する
・淡色ほど日射反射率が高く、濃色ほど日射反射率が低いため、遮熱効果を重視するなら淡色系が望ましい
・遮熱効果は塗膜表面の汚れに弱いため、汚れにくいことと遮熱効果の持続性を重視する
遮熱塗料についてはまだまだお伝えしたいことがありますので、今後もご紹介していきたいと思います。
遮熱塗料は建物の状態や構造によっても効果が変わります。次回は建物の違いによる遮熱効果をお伝えしていきたいと思っておりますので楽しみにしていてください!
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