雨漏りを放置すると危険!
投稿日:2019年12月4日 更新日:2023年8月28日
目次
「天井から水が滴ってきた」
「壁に水が染みた跡がある」
このような症状は雨漏りしているサインかもしれません。
雨漏りは、私たちの生活を過ごしにくくし、建物にも大きな被害を与えてしまいます。
そして、最もやってはいけないことが「雨漏りを放置すること」です。
雨漏りしている期間が長いほど建物へのダメージは大きくなり、普段快適に過ごせていた生活も不便にしていきます。
本日は雨漏りを放置する危険性といち早く雨漏りに気づく方法についてお伝えしたいと思います。
【雨漏りの原因の特定は難しく、工事も長引きやすい】
雨漏りの原因を特定することは難しい……
このようなことを聞いたことはありませんか?
水の流れというのは、意外と不規則でして「ここが雨漏りしているから、この近辺から雨漏りしているだろう」とは、実はならないのです。
どこから雨漏りしているか調査してみると、思ってもいないところから水が入っていたということもあります。
このように原因の特定が難しいこと、そして雨漏りを直すにも工事規模が大きくなりやすい傾向から、雨漏りが直るまで長期間工事をすることになるケースも少なくありません。
その間も雨が降り建物を濡らしてしまうため、劣化が早まって耐久性が落ちてしまいます。
戸建て住宅の平均寿命は30年ほどですが、これでは30年も経たずに寿命を迎えてしまうかもしれません。
ですから、雨漏りを放置せず、できるだけ早い段階で対処することが大事なのです。
雨漏り修理についてはこちらの「雨漏りが起きたらどんな修理が必要?」をご覧ください。
【雨漏りの放置は禁物!被害を広げないために早めの対応が大事!】
前述したように、雨漏りを放置するのは禁物、できるだけ早急にメンテナンスを行うことが大事です。
雨漏りというと天井から水がポタポタと落ちてくるイメージかもしれませんが、建物内部では柱や梁などが水に濡れて腐食する危険性があります。
柱などの構造体は建物を形づくり、家そのものを支えています。
その構造体が腐食してしまえば、非常に不安定な建物になってしまいます。
また、建物の老朽化だけでなく、私たちの普段の生活にも大きな影響を与えます。
まず第一に水が滴る中で快適に過ごせるわけがありません。
そして、天井や壁、床を濡らして内装を汚してしまうでしょう。
さらに大事な家具や家電を汚損、故障させてしまいます。
このように雨漏りは、建物そのものを弱体化させるだけでなく、普段快適に過ごせていた生活を不便なものにさせる非常に恐ろしいことなのです。
雨漏りの原因を特定することは難しいと言いましたが、早めに動き出せば被害を最小限に抑えることができます。
最も避けなければならないのが雨漏りを放置してしまうことです。
被害が大きくなればなるほど工事規模は大きくなり、その分だけ工事費も高額になります。
少しでも雨漏りの疑いがあれば、思い過ごしと軽く考えずに専門業者に点検してもらうことをお勧めします。
【雨漏りしていることにいち早く気づく方法】
雨漏りによる被害を最小限に抑えるには、いち早く雨漏りしていることに気づき、すぐに対処することです。
そこで押さえておきたいのが以下の2つのケースです。
①目視で確認できる雨漏り症状
②目視では確認できない雨漏り症状
雨漏りで厄介なのが、必ずしも雨漏りの症状が部屋に現れるわけではないということです。
断熱材が水を吸ってしまって建物内部で水がとどまるというケースもあるため、「天井や壁が濡れていないから雨漏りしていない」とは言い切れないのです。
それでは「①目視で確認できる雨漏り症状」と「②目視では確認できない雨漏り症状」の2つのケースについて具体的にご説明します。
【①目視で確認できる雨漏り症状】
目視で確認できる症状なら、すぐに対応できますので、見逃さないように注意してくださいね。
目視で確認できる雨漏り症状は以下のようなものがあります。
・天井から水が落ちてくる
・壁が濡れている
・天井や壁のクロスに水が染みた跡がある
・クロスが剥がれる
・天井や壁にカビが生える
・窓枠が濡れている
・天井の照明器具に水が溜まっている
このような症状があっても絶対に雨漏りしているとはかぎりません。
ですが、雨漏りによる被害は大きいですから、少しでも疑わしい症状がありましたら放っておかずに専門業者に状態をお見せください。
【②目視では確認できない雨漏り症状】
雨漏りで厄介なのが、目視で確認できない場合です。
部屋に症状が出ていないと中々雨漏りしていることに気がつきにくいですが、以下の違和感がありましたら専門業者に雨漏り調査をしてもらうといいかもしれません。
・水が落ちる音がする
・妙に湿気が多く感じる
感覚的なことですが、雨漏りに気づくきっかけになります。
また、定期的に専門業者に建物を点検してもらうことも雨漏りを予防することにつながります。
建物点検は10年が目安です。
定期的に建物点検をすることで、雨漏りだけでなく、他の劣化に対して早急に対応ができ、被害を最小限に抑えることができます。
当社は建物診断や雨漏り調査を行っておりますので、気になることがございましたらお気軽にご相談ください。
雨漏り調査・修理についてはこちらの「雨漏りスピード補修」をご覧ください。
【雨漏りの応急処置方法】
もし雨漏りが起きてしまった場合は、まわりを濡らしてしまわないように応急処置しましょう。
やり方は簡単です。
①水が落ちてくる場所にブルーシートやレジャーシートなど水が浸透しないものを敷き、バケツを置きます
②バケツに落ちた水が飛沫をあげてまわりを濡らしますので、タオルや新聞紙も敷いておきましょう
③バケツに溜まった水はこまめにお捨てください
④壁が濡れている場合は、カビが生えないようにこまめにお拭きください
応急処置と同時に専門業者に雨漏りしていることを伝えて対応してもらうようにご依頼ください。
雨漏りの応急処置方法については「雨漏りの被害を広げないためにできる応急処置方法をご紹介!」で具体的に解説しておりますので、良ければこちらもご覧ください。
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